ファイナルファンタジー7インターナショナル


対応機種プレイステーション
発売日1997/10/02
価格6800円
発売元スクウェア

(c)1997 SQUARE
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海外版のファイナルファンタジー7に、特典ディスクをつけて再発売したもの。
ちなみに、ゲーム中で使われている文字は日本語である。

日本で発売された時に指摘された点を中心に、ゲームシステムやゲームバランスが再調整されている。また、若干だがイベントも追加されている。
だが、本当に些細なものなので、それ目当てにわざわざ遊び直すほどのものではない。

具体的な変更点について触れる。

マップの繋がりがわかりづらかった声が多かったためか、出入り口にアイコンを表示できるようになった。
エンカウント率を下げたり、テンポを妨げる一部の敵のカウンター攻撃をなくしたり細かい調整を行なっている。
雑誌などには書かれてないが、リミット技を従来より覚えやすくしているっぽい(無印版からセーブデータを読み込んださいに確認できた)。

仲間に入れてないキャラのマテリアもつけたり外したり出来るクイック機能が追加され、便利になっている。

強力な隠しボスが2体追加されて、腕試しが出来る。
ちょっと書いたが、無印版のセーブデータを読み込むことが出来るので、追加ボスと戦うために最初からやり直す必要がないのは良い。
ただし、インターナショナル版でセーブしてしまうと、仕様が違うため、そのデータは無印版で使うことができなくなる。

本編ディスク3枚と、「パーフェクトガイド」というディスクが1枚入っていて、計4枚組となっている。

4枚目の「パーフェクトガイド」の内容は、いわゆるデータ集だ。
FF7本編の、マップ、アイテム、モンスター、マテリアなどのデータが収録されていて、モンスターのHPや隠された特性、アイテムの効果まで、細かいデータを見ることが出来る。
ただし、ラストダンジョンや一部のデータは、もったいぶって見れないようにしているのはなんともけち臭いと言える。
それにもっと突っ込んだガイドを入れてくれれば、攻略本として実用的に使えただけに残念だった。
あと、おまけディスクとして、急ごしらえで作ったのか、作りが甘いのも気になった。

他には開発途中のゲーム画面が収録されたメイキングムービーや、召喚獣の召喚シーン、LV4リミット技のムービーも見ることが出来る。
メイキングムービーを見ると、かなり試行錯誤したあとが見受けられ、相当苦労して開発されていたことが伺えて面白い。
出来ることならもっと沢山こういう資料を蔵出しして欲しかった所だ。

至れり尽くせりといった印象を受けるかもしれないが、やはり値段が6800円と無印版と同額なのは高い。
発売から1年経っていないから、値下げしたくなかったのだろうが、カプコン「バイオハザード ディレクターズカット」は4800円でバイオハザード2の体験版まで付けていてお得な内容になっている。

他社の対応を考えると、本作は割高感があり、コストパフォーマンスが悪くおすすめできる代物ではない。そこで結論。

まだやったことがない人向け。





[2012/03/17]
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