対応機種 | ゲームギア |
発売日 | 1992/10/16 |
価格 | 4500円 |
発売元 | セガ |
アドベンチャーゲームとしてファンタシースターは出ていたが、とうとうゲームギア版でも本格RPGが発売。
2が既に発売されているが、1に近い世界観である。また、2のアイテムなど世界観は一切出てこない。
画面が小さいといった制約に負けず、なかなか頑張っている。
コマンドウィンドウもすっきりしていて見やすく使いやすい。レスポンスも良く快適である。
イベントや家屋の中では、一枚絵を表示させるのも、ファンタシースターシリーズのお家芸とも言える演出だが、ゲームギアにしてはなかなか綺麗である。
ゲーム内容は容量の関係もあるのか非常に少なく、システム周りもお粗末なもので、これといった面白味は無い。
敵が突然強くなるので、経験値とお金を稼いでごり押しで進むようなバランスになっている。極端に稼ぎプレイに時間を取られるわけでもなく、レベルを上げて敵を気持ちよく倒すという大味な作り。
まぁ、理不尽に難しく先へ進むのが一苦労なゲームに比べれば幾分マシとは言える。
しかし、ゲーム後半に登場する武器がものほしざおなんて名前なのはねぇ〜。
マップが狭い関係で、エンカウント率が非常に高い。1歩ごとに出てくることも頻繁にある。
外伝ということもあって、従来のSFチックな世界観は無く、オーソドックスな中世RPGな作りだ。
戦闘に背景を表示したり頑張っているが、敵キャラのアニメーションは無い。
敵とレベル差がある場合、獲得経験値が変動したり、洞窟でサーチライトを使ったさい、時間経過でどんどん暗くなり電池切れを起こす(ドラクエ1のたいまつと一緒だ)など凝った要素も練り込まれているが、
基本ゲーム自体が容量不足や性能不足によって、未完成な出来に見えてしまうのは残念な限り。そこで結論。
ファンタシースターに外伝なんて無かった(ゲームギア普及のために作られた作品なのだろう。ゲームギアのゲームとしてはレベル高い方だと思うのだが)