対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1991/11/29 |
価格 | 8700円 |
発売元 | 東映動画 |
アーケードで人気の縦スクロールシューティング、「雷電」は様々な機種に移植され、
このスーパーファミコン版は、3作目になる。
メガドライブ、PCエンジン(Huカード)と移植されてきたが、これらよりスペックの高いスーパーファミコンは、高い再現度を期待されていたが、
残念ながら、かなり出来の悪い代物である。
常にスローモーションがかかったような、カクカクした挙動である。
ちょっとでも、オブジェクトや敵弾が増えると、さらにスローモーションがかかる。
開発元の技術力が無かったせいか、シューティングとして成立させるだけで手一杯だったらしく、本来アーケード版であるべき演出などが相当端折られている。
これは、スーパーファミコンのハードウェア性能の限界というわけではない。
スーパーファミコンのゲームソフトとして見ても、非常に低レベルなプログラムで、言うなれば粗悪品だ。
敵を倒した時の爆発などのエフェクトや効果音も貧弱で、レベルが低い。
以上の内容により、シューティング特有の爽快感に乏しく、操作していてぎこちなく気持ち良さもないという、良いとこ無しのいわば詐欺レベルの商品と言える。
他機種でハードのシェアウエア拡大のために、他社が性能の限界まで引き出し四苦八苦して開発しているところを、シェアウェアNo.1のスーパーファミコンであぐらをかいた結果がこれである。
そもそも「東映動画」という、生粋のゲームメーカーではないところが発売しているところがまずい。そこで結論。
ブームに便乗しただけの究極の駄作。