ラッシングビート


一昔のゲーム業界は、何か受けたゲームが出ると、
即座にそのパクリが出る露骨なゲームが幾つも出ていた。
なんだか、明らかにゲームとは関係なさそうな名前の会社までもが
こぞって明らかに外しそうなゲームをボコボコ出すという怪しい業界だった。

例えば、
事例その1)NECホームエレクトロニクスの功罪
1993年、小さい婦女子から大きなお兄さんまで密かなブームになっていた
セーラームーンの設定を丸パクリしたゲーム、ムーンライトレディ。
恐らく、版権が取れなかった苦肉の策と思われる
事例その2)日本テレネットのそこまでやるか!
日本ファルコムのイースシリーズは高い評価を誇るアクションRPGだが、
ひっそりと同じくアクションRPGでサークシリーズというものがパソコンでは存在していた。
なんと、タイトルから既に物真似状態だ。
かろうじてゲームの中身は似ても似つかぬ感じではあるのだが、
どう見てもイースを意識したとしか思えない作りには、こっちが泣きたくなるばかりだ。
しかも、懲りずに3まで出している。困った物だ。
この事例が凄いのは既に社名から似ているという、何か運命的な物を感じる。

そして、事例その3としてお届けしたいのが、このラッシングビート。

スト2ブームの前に、当たったのがファイナルファイトであるが、
このゲームは悲しくなるほど、そのファイナルファイトに酷似している。

まぁ、ファイナルファイト系のゲームならばそれ以降腐るほど出ている。
そこをパクリだなどと野暮な突っ込みはしない。

が、このゲームは別格。
プレイヤー選択の画面で、「おい、コーディとハガーじゃねーか…」
記憶違いだと非常に開発元に申し訳ないですが、そっくりだったです。確か。

実際のゲーム画面も、もう釈明出来ないほどファイナルファイトそっくりで
やっていてなんだか悲しくなってくる。
SFCオリジナルなので、敵キャラなんかも小さめで、どうにもショボい。

難易度設定でEASYにしてたかもしれないが(友達に借りて一周したのみ)
確か、ジャンプキックだけで最後までクリア出来た覚えが…。

なんだか、ステージ背景もやる気が無く気が滅入るところばかりだったし
ジャレコよ、これで良かったのか

なんと、こういうゲームに限って懲りずに続編を出して3まで出ている始末。




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