知る人ぞ知る名作レンタヒーローが、 長い沈黙を破ってDCで登場した。 SSのファイターズメガミックスでは主題歌付きで登場した彼であるが、 正直、どれぐらいの割合の人が元ネタを知っていたのだろうか? 因みに、友達にこのゲームのジャケ絵を見られた時に「マニアックだな」と即言われてしまった。 確かに黒バックに怪しい戦隊服姿の男女2名は怪しいものがある。 メガドラ版レンタヒーローは確かに面白かった。 良作というわけではないのだが、インパクトやノリで勝負してきた感が強く、 ストーリーが半端じゃなく面白かったのだ。 DC版では、残念なことに、ただMD版を焼き直しただけだった。 最初、主人公の家でパーティがあって云々の下りも全く一緒だったし、 細かい部分でのイベントは変わっている物の基本的にMD版の使い回しだった。 これにはがっかりである。 はっきりいって、オープニング主題歌を影山ヒロノブに歌わせている辺りが DC版で最も盛り上がった部分であったのは否定できない。 フィールドは全てフルポリゴンで表され、まるでシェンムーのようだ。 十字キーで動かさせるところまで真似しなくても良いと思うが(ということもあって操作性は格段に悪い) グラフィックは非常に綺麗。ハイレゾ+60フレームなだけあって PS2クラスのグラフィックになっている(テクスチャを綺麗に描いただけとも取れるが) 戦闘はスパイクアウトらしい。スパイクアウトは一度しかやってないので分からないが。 画面切り替え式で狭いフィールドに多数の敵が配置され、それを倒していく形。 そこそこ作り込まれてはいるが、本家の格闘ゲームには叶わない印象。 終盤のボスがやたら強くクリアするのが大変であった。 ポリゴンにしてまで思い切り馬鹿をやっているところは面白いのだが どちらかというと寒かった。 MD版のときの面白さとはかなり違う。やってることは同じだが。 残念なのは、町の人に話しかけた際、相手側のモーションが終わるまで操作を受け付けないのは参った。 頻繁にあるためにストレスがたまるのだ。