| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| 発売日 | 1987/12/17 |
| 価格 | 5300円 |
| 発売元 | カプコン |
カプコンの看板サイドビューアクションであるロックマンのシリーズ第一作。
Dr.ワイリーの作った世界侵略ロボットを撃破し、世界平和を守るのが目的のジャンプアクションだ。
一作目で既にほとんどの要素が確立しており、非常に高い完成度に仕上がっている。
攻略するステージを自分で選ぶことが出来る。ステージの最後にはそこを支配するボスがいて、それぞれのボスには特殊攻撃と苦手とする攻撃が存在し、ボスを倒すとそのボスが持っている特殊能力を使えるようになり、これを足がかりに弱点となるボスを攻略する。
主人公のキャラパターンが豊富で挙動にもこだわっており、精密な操作が可能。敵キャラやボスともに当時としては練り込まれたアルゴリズムで行動し、アクションゲームの駆け引きが楽しめる(さすが魔界村のカプコンと言える)。
各ステージのギミックや構成が秀逸で、何度もプレイしたくなる。音楽のノリが良いなど。挙げていけばキリがない。
難易度は主にボス戦において高めだが、弱点となる武器を見つければかなり楽に進めるようになる。勿論頼らずにクリアも出来る。
クリアしたステージが増えると、使える能力も増えていくので、攻略の幅が広まっていくのも面白さを支えている要素の一つだ。
持ち上げられるブロックがないと全く役に立たないガッツマンの能力や、逆に万能すぎるエレキマンの強力な電撃攻撃といった、各能力のさじ加減も良く出来ており、面白い。
消える床、ボスラッシュといった伝統的な仕掛けが既に一作目から登場しているのも凄いと言える。ここからさらに洗練された続編が生まれていくのだ。そこで結論。
カプコン界の「スーパーマリオ」。迷わず遊ぶべし。