ロマンシングサガ


熟練度とフリーシステムが織りなす自由度の高さが画期的なロマサガシリーズ一作目。

個人的にこのゲームは好きになれない。
遊び手の多くがこの荒唐無稽さを高く評価しているのだが、
致命的なバグも多く、システムが理不尽で
どうにもフェアーに遊べないのがその理由。

マカマカほど致命的なバグはないけれども、
ちょっとシステムがまだこなれていない印象を受ける。

例えば武器の熟練度一つに取ってみても、現在のように
キャラクターそのものに熟練度を付けている物では無く
装備品に付けていて、一度取り外してしまうと、それまでの熟練度がリセットされてしまう点は
それまで時間をかけて育ててきた武器が一瞬にして無に返すのには煮え切らない思いを感じた。

また、当時としては珍しくシンボルエンカウント型を採用しているのだが、
とにかく敵の数が尋常じゃ無い。
広いダンジョンの通路に敵の行列が出来ているのには、気が滅入る物がある。
敵と自キャラの移動速度が同じなこともあって(下手すると敵の方が早いシンボルもある)
避けるのが難しい。

主人公選択に、親の職業まで選ばせるとにかく全編自由度の高さが半端じゃ無い。
ほぼどこへでもいけるし、これといった決められた(やらなくてはならない)ストーリーも
殆ど無く、全てはプレイヤーに委ねられている。
しかし、これを遊んで感じるのは、大事なのは自由度が高ければいいのではなく
自由度の幅の広さを感じさせることだと言うこと。
洋ゲーでは、こういう突き放したゲームも珍しくないのだが、
最初に説明書か何かに、漠然としたゲームの目的が明示されて、それに向かって進めていくスタイルを取っている。
しかし本作には、その目的すら無く、導入部にちょっとイベントはあるが、
それが終わるとあっと言う間に突き放される。
もうちょっと筋道を立てた目的の指標が必要だと感じた。

そこかしこに用意されているイベントも、これといったストーリーが無いので、どうにも盛り上がらない。

バトル関係も、まだちょっとはちゃめちゃであまり面白く無い。
1の時点で良い意味で破天荒なバランスではあるのだが、
技ひらめきシステムがあるか無いかだけで、これだけ戦闘の面白さが劇的に変わるとは驚くばかり。
敵の強さが戦闘数に比例して強くなるのは相変わらずで
結局これのせいで使えないキャラは永遠に使えないままという悪循環を生み出す。
戦闘がシビアでHPの消耗が激しいのも伝統のままなのに、
1ではまだ戦闘終了後にHPが回復することも無い。
そのため、回復魔法や回復アイテムとの戦いになるのだが、
敵の数が尋常じゃ無いのであまりに厳しすぎる。

まず他のゲームではお目にかかれないイベントやギミックは確かに面白いのだが、
あまりに作りが大雑把すぎる。




inserted by FC2 system