対応機種 | Xbox360 |
発売日 | 2005/12/10 |
価格 | 6800円 |
発売元 | ナムコ |
マイクロソフトXbox360のロンチタイトルとして衝撃的な発売を果たしたリッジレーサー最新作。
膨大なコース、マシンにオンライン対戦機能搭載と手加減無しのボリュームで送る決定版。
基本的なゲーム内容はPSP「リッジレーサーズ」とほとんど同じである。なので、ここでは手厳しい指摘をしていく。
相変わらずコース読み込みの時間が長い。そろそろこの辺りに改善の兆しは見られないものか?
極端にロードが長くなってきたのはPS2「リッジレーサー5」からである。あれからもう3作目なのに、これである。いい加減何とかして欲しい。
本編とも言えるワールドエクスプローラーが異常に長い。最初に提示されるレース数だけでも111で、さらにその先があるのだ。最初気でも狂ったかと思ったものだ。
おまけに、終盤の一部のレースが極端に難しく、アルティメットチャージやニトロ使用のタイミングを戦略的に要求される。もっと馬鹿に走らせてくれてもいいような気がする。
面白いレースは面白いのだが、どーもちゃんとバランス取ってない臭いレースもあって、そこに当たって引っ掛かるたびにストレスになる。
最後の方のレースのあまりの難しさに達成度96%のところで挫折。ここまで到達するだけでも既に38時間もプレイしている。大作RPG感覚である。
しかし、最近はレースゲームでもこの分量は別段物珍しいわけでもないらしい。随分と贅沢な時代になったものだ。
とはいえ、本作はやっぱり無駄に長いと思うので、目一杯見積もってもこれの半分程度が適量だろう。
それから、ワールドエクスプローラーをただクリアするだけでは隠し要素が揃わないのも不満。
せっかくあれだけ沢山レースさせるのだから、もったいぶらずに全部の要素を出してやってもいいだろうに。
大体、デビルカーとエンジェルカー辺りを出したぐらいでテンションが下がり、あとのプライズの魅力の無さに愕然。難易度はどんどん上がるのに…。
オンライン対戦やダウンロード、ノーヒントの特定条件を満たさないと獲得出来ないマシンなど、ちょっと内容が巨大すぎる。
「リッジレーサーズ」では、ワールドツアーモードをコンプリートするだけで、全ての要素を出すことが出来た。生理的にどーも、すっきりしない。
音楽は、主張の弱い曲ばかりで、インパクトの強いものが無い。極端に出来が悪いとまでは行かないが、地味。退屈といった部類。
コースが多すぎて覚えきれない。同じマップでショート、ロング、そして逆送と、似たようなのが重複してたりで、こんがらがる。
40時間ちかく延々と遊ばされても把握しきれないほどである。おまけに、グラフィックを懲りすぎた弊害で、かえってカーブの距離感をわかりにくくしてしまってるところもあり、残念。
それと、希に嫌らしい箇所にストッパー(ぶつかると走行を止められる壁)が置いてあるのは何とかして欲しかった。
些細なことだが、ゲーム内容の巨大さにともなって、「リッジレーサーズ」で見られた、こじゃれたコースやツアーの説明文が無くなってしまっているのは残念。
機械的で、ありきたりなヘルプメッセージになりさがってしまい、ニヤリと出来る箇所が減ってしまった。
車の数の多さをウリにしているのだが、その実、性能一緒で見た目が違うだけというお粗末なオチには萎える。
スペシャルマシンももっと面白いのを出せなかったものか?
オンライン対戦もそれ自体は無料でタイムアタック登録など充実しているし、根幹のゲーム内容はなかなか高い部類に入る作品ではあるが、おおかた遊びきった時点でこういう感想を持つだろうと思う(リッジレーサーズを遊んでいるなら尚更)
ニトロリッジはもう飽きたかも。