対応機種 | ゲームボーイ |
発売日 | 1991/12/13 |
価格 | 4900円 |
発売元 | スクウェア |
レベルによらない成長システムを始め、独自性の強い様々なゲームシステムで一躍ゲームボーイの顔とも言うべきシリーズへと成長した「サガ」の3作目。
有名な話なので、説明する必要はないかもしれないが、今作は、前作までのスタッフとは違い、スクウェア大阪開発部による作品となっている。
そのために、作風が大きく異なり、珠玉の作品と言えるべきレベルだったものが、平凡なRPGといったレベルにまで下がってしまった。
数々の独特なゲームシステムは、オーソドックスなRPGのシステムに置き換えられ、「悪くないんだけど、サガに求めてたのはそれじゃないんだよな〜」という印象だ。
それでも、RPGのスクウェアのRPGだし一定の面白さは保証されているのでは?と思われるだろうが、正直言ってかなり厳しい。
まず、戦闘のテンポが悪い。敵がやたらたくさん出てくる割にサクサク倒せないし、エンカウント率も高い。戦闘は単調で面白味に欠けてしまっている。
ストーリーは、プレイヤー置いてけぼりで進行する。ステスロスという戦闘機と、タイムトラベルを扱った物語は、それだけでかなりかっこいいが、肝心の中身が肩透かしでがっかり。
この辺をもっと頑張ってくれれば、評価はガラリと変わったのだが。ゲームボーイの容量だと無理か!?
肉を食べてモンスターに変身したり、パーツを取り付けてサイボーグになるなど、サガをよく研究している節はあるんだけど、残念ながらゲーム的には空回り気味。うーん、勿体無い。
そこで結論。
「サガ」という名前を背負わせるには苦しい内容。