このゲームは、正直言って出さない方が良かったような、そんな気さえしてくるんだが。 いくらタイトルに4とつけて連番にしているとはいえ、 買う前からディスク1枚だし、前作から僅か1年での発売だし、 見た目は何も変わってないし、何となくスケールダウンしているのは分かっていた。 だが、それでも買わせるほど前作の3が良かったわけだ。 結局、DCが製造中止になって撤退せざるを得なくなったために、 今までDCでデータ連動のためだけに移植された1、2、そして最新作の3 これらのデータを使って、一応の決着を付けようと言うのが今回のコンセプトだったようだ。 だから全キャラまんべんなく出てくるし、全キャラ分のエンディングも勿論しっかり用意されている。 サクラシリーズの魅力的な部分がなんなのか全く分かってない作りだ。 こんな恋愛SLGの真似事をやっていたって全然面白くない。 一応のストーリーも用意されてはいるが、すぐに終わる。 戦闘パートはたったの3つ。 初回プレイでも4時間程度で終わる。 ムービーなんて勿論無し、一枚絵も殆ど無し。 とにかく今回はキャラクターを前面に押し出した作りなので 脚本も違和感ありまくりだし、 「帝都の長い一日」の作りも大雑把。 ミニゲームは一つしかない。 おまけに、何をとちくるったのか、ゲキテイを大神に歌わせている。 気持ち悪い。なんとCMでも流している。 こんなんで何がグランドフィナーレだ。 馬鹿にするにもほどがある。 この後、サクラシリーズはPS2に舞台を移した。 一年後に出た一作目のリメイクを買わなかったのは、これが原因だったりする。 やはりあまり評判は良くないようだ。 そしてさらに一年後に出た新作は、ただの探偵アドベンチャー。 正直言って、ついていけない。というより、ついていく気がしない。 3で見せたカリスマ性はただの偶然だったのか? もう一度、開発陣は頭をまっさらにして考え直して欲しい。