スラムダンクを語る際に真っ先に大黒摩季の「あなーたーだーけ、みつーめーてるー」を 思い出す俺は変ですかそうですか。 テレビアニメ放映も手伝って、大ブームとなったスラムダンク。 当然ゲーム化もされたのでした。 ヒカルの碁の囲碁ブームほどじゃないけど、 バスケもそれなりに人気が出て、俺が通っていた中学では中2になった時、 あまりの要望の多さにバスケ部が新設されたぐらいだ。 原作物ゲームの中では、比較的出来の良い方にはいるのかな、これは。 確か、表示される顔グラフィックも結構原作に即した絵柄になっていて良かったし、 ゲームとしての作りも、かなりきめ細かに作られてる印象は受けた …ことは、確かなんだがやっぱり肝心のゲーム部分がイマイチな気がする。 一人用のストーリーモードでは、原作に忠実な展開を見せて、 合間合間にゲームパートであるバスケの試合をやらせる。 上手いなと思ったのは2人対戦が出来るようにしているところ。 当時、友達との対戦でかなり盛り上がったゲームの一つに入っている。 バスケのゲームって細々と出ていたけれども、どれもこれもリアリティ過ぎて受けが悪くマイナーで ゲームの中ではマニアックなスポーツにはいると思う。 このゲームだと、原作物の強みを生かしてコミカルで取っつきやすい内容になってはいるんだけど 作りがなんだかFCのキャプテン翼みたいなところがあって、どうにも遊び辛い。 あれよりはアクション性があるが、 とにかく凶悪なのが、「速攻」という行動。 一応、フィールドを動き回ったりする要素もあるのだが、 速攻ボタンを押すと、有無を言わさずダンクシュートで得点が入ってしまう。面白く無い。 その代わりスタミナを大量消費するのだが、 結局、対戦では、ちょっと自分に不利な状況がやってくると、すぐ速攻で誤魔化されてしまう辺り その分テンポが悪く、理不尽で盛り下がる。 最初からこのような要素はいらなかった。 ただでさえ、一回の試合時間が長いのに、速攻を多用するとさらに時間が延びていく(モーション中は時間が止まるので) これさえなければ、面白いバスケゲームだったと思う。 ちょっとフィールドのキャラがごちゃついて見辛かったりという不満点もあるが、 リバウンドのシーンとか凄い上手く作られていて、当時はかなり燃えた物だ。 一年後に発売された続編も見たことがあった気がするのだが覚えていない。 あと、何故か3作目はSSで出ているのだが、本当に何故SSで出したんだ?