対応機種 | プレイステーション2 |
発売日 | 2008/03/27 |
価格 | 2500円 |
発売元 | セガ |
メガドライブ時代の名作RPG。ファンタシースターシリーズが全て収録された決定版。
1〜4のほか、ゲーム図書館で配信されたテキストアドベンチャーに加え、海外版までをも完全収録されている。
このSEGA AGESシリーズのコンセプトに漏れず、当時のゲームを完全移植している。
それだけでも破格のボリュームだが、プレイを快適にする倍速モード、難易度調整(エンカウント率、獲得経験値&お金の変更)モードも搭載されている。
これだけのRPGを遊びきれないというプレイヤーに対する嬉しい配慮だ。
オプションも充実しており、表示仕様を細かく変更出来たり、サウンドテスト、ギャラリーで当時の説明書やチラシを見ることが出来るなど、まさにファンタシースターの全てを収録していると言える。
また、ゲームギアの「ファンタシースターアドベンチャー」「ファンタシースター外伝」も隠し扱いで収録されており、裏技(タイトル画面で方向キーの右を押し続ける)で出すことが出来る。
ただし隠し扱いなので、説明書に2本のゲームソフトの解説は入っていない。
移植再現度は非常に高く、文句の付け所はない。
ギャラリーの画像を拡大して見ることが出来ないので、説明書の画像で文字まで読むことが出来ない。セガ「ソニックJAM」では、一々読み込んでまで拡大画像を用意してくれていたのに残念だ。
また、本体の説明書が実にお粗末な出来で、データの誤植があったり、ページ数の都合からか説明不足だったりがっかりな出来である。昔のゲームソフトだからこそ、説明書頼りになるというのに…。
開発者の思いを延々とつづるページを掲載するぐらいなら、肝心の説明書の部分をもっとしっかりして欲しかった。
SEGA AGESシリーズは今作で終わってしまう感じではあるが、Wiiのバーチャルコンソールなどでは出来ないささやかなこだわりや配慮、説明書での開発者のインタビュー記事といったパッケージタイトルならではのサービスが良かっただけに今後も続けていって欲しいものである。
そこで結論。
長い間待った甲斐はある、このコストパフォーマンスの良さは異常。興味のあった人は迷わず買うべし。