ストリートファイター2


現在の2D格闘ゲームのいしずえとなり、爆発的人気を誇っていたスト2。
それは、SFCを筆頭に家庭用ゲーム機に次々と移植されていくことで
さらにブームは加熱した。

一作目はPCエンジンで移植されたヤツで遊んだことがあるのだが、
この時点で、ここまで大化けするゲームになるとは思わなかった。
無駄に大きいだけのキャラ、地味なグラフィック、貧弱な攻防。
出しづらい必殺技。
今で言うダメ格闘ゲームの見本みたいなゲームだった。

それがスト2になって。
見た目も中身も個性溢れるキャラクター8人が
様々な必殺技を駆使して戦う非常に面白いゲームになっていた。
重かった動きも、軽快に動くようになり、背景も世界各地が舞台になって凄く派手になった。

何より盛り上がる要因となったのは、対戦プレイを重視したゲームデザインだ。
通常、一人プレイのオプション的な存在であることが多い中で、
前作も一人で先に進めていくような作りになっていた。
しかし2は、どちらかというと対戦重視なゲームになっている。
CPU戦よりも、対人戦で相手と腕を競い合う方が面白い。
その面白さを端的に表せたのがこのスト2だった。

しかし、はっきり言って、前作の惨状を知っていた身にとって、
当時は、どうにも取っつきづらかったり、冷めた目で見ていたことが多かった。
ゲーセンで遊ぶ分には気にならないのだが、技を出すのに、十字キーを半回転させてパンチボタンとかっていうのが
相当修練を積まないと辛い。
まだ一作目のこれは、思ったように技が出ないことが多かったし、
ゲームスピード自体も非常に遅く、これが返って上手い人と下手な人の格差を広げていた感じがする。

やはり、遊べるようになってきたのはスト2ターボからだ。
ただのバージョンアップ版だが、驚くほど進化している。
要望の多かった四天王を使用可能にし(元々はダッシュからだが)
技の追加や仕様変更
だがやはり、一番大きいのはゲームスピードのアップだろう。
これによって、劇的にゲームのテンポが上がって、ダレずに遊べるようになった。
ターボとは言っているが、これは初代がもっさりしていただけであって、
実際はこれぐらいのスピードが丁度良いと思う。
中でもSFC版は、裏技によって通常の4段階から10段階までスピードを変化することが出来るようになっていて、
この裏技が広まってからは、対戦ではほぼこの最速の状態で遊ぶことが多かった。
初代SFC版も、同キャラ対戦をするのにコマンド入力が必要だったし、
なんで、こんな重要な要素を裏技にして隠していたのだろう?

画面デザインやグラフィックも、ストZERO以降のような萌えに頼ったものではなく
実に絶妙なアメコミ風のグラフィックは凄く印象に残る。
ゲームそのものも非常にシンプルで直感的にしっくり来る物がある。

それでも、技の出しにくさなどの格闘ゲームのジャンルとしての敷居の高さってのが
その後の作品でもそこだけがあまりにないがしろにされているのは重大な欠点だと思う。

例えば、必殺技のコマンドは、落ち物パズルゲームで言う連鎖の定石みたいなもので、
そこが難しいと取っつきづらいのは容易に想像が付くだろう。
しかし、2D格闘ゲームは誕生から長い年月を経ても、根本的に改善されることは無かった。
タイミングが緩めに設定されたりという小手先の変更はあるのだが、
コマンド入力の簡略化は、ゲーム性そのものに直結する(闘心伝が悪例)こともあって、
現状維持な作品が多い。
アナログスティックが標準装備された今の家庭用では、だいぶ操作性も良くなってきたとは思うが
技の出し方を覚えるのがしんどい。困った物である。

そもそも、昔のカプコン製ゲームというのは、操作が難しい物が多かった。
そして、それに遠慮が無く難易度も高かった。
そんなクセが、俺には合わないことが多かった。




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