対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1994/07/22 |
価格 | 8800円 |
発売元 | ハドソン |
PCエンジンで発売されていた数少ない低年齢層向け鉄板横スクロールアクションの「PC原人」がスーパーファミコンに進出!!
「PC原人」のPCは機種名からとっているので、スーパーファミコン版では「超(スーパー)」とタイトルが変更されている。
PCエンジンで成熟し発展を遂げてきた、他のハドソンのゲームタイトルと同様、このシリーズもスーパーファミコンになって色々な面で大幅に内容がグレードアップしており、当然ながらかなり面白い。
スーパーファミコン持ちのユーザは最初からこのクオリティでこのゲームが遊べるというのだから、本当に贅沢で羨ましい。
しかしこんなに出来のよいシリーズだというのに、当時の主力プラットフォームであるスーパーファミコンはいわば激戦区で、投入時期がやや遅かった感があり、雑誌とのタイアップやコマーシャルも割と頑張っていたのだが、
「ボンバーマン」は成功したが、こっちのシリーズは見た目の地味さも手伝ってか、あまり話題にならずに終わってしまった。PCエンジン市場では毎回話題作として大きく取り上げられたのに、現実は厳しいものだ。
ちょっと不満に感じたのは、相変わらずミニゲームが単調であること(種類が少ない)、効果音がショボくなってしまったこと(PCエンジンでは地面に頭突きをかますと盛大にズカンという音が出て気持よかった)、難易度が下がり過ぎて歯ごたえが薄れたこと、が気になった。
だが、それ以外の部分で、例えばSFC特有の拡大縮小回転機能を駆使した今までにない奇抜なステージ構成や、バリエーション豊富なBGMなど進化した部分のほうが多くて、さして気にならない。そこで結論。
隠れた良作。