スターフォックス


全編ポリゴンで描かれた完全3DSTG。
SFC単体では無理なので、ソフト側にスーパーFXチップという
処理能力を向上させる物を組み込んでいる。

どうも、任天堂はこのゲームに相当力を入れていたらしく、
テレビコマーシャル、広告と今では考えられないほど、このゲームに注ぎ込んでいた。
発売が2月だったのだが、春先まで執拗に広告、テレビCMをやったほどである。
(因みにCM自体はあまり良いと言えた物では無い。大量投下したのに勿体無い)

スプライトを駆使した疑似3DSTGならば、微量ながら存在していたが、
ポリゴンを駆使した本当の意味での3Dは家庭用では無くて、これが最初だった。

ただ、技術レベルで最先端だったのだろうが、
当時ドット絵のゲームが当たり前の中で
このゲームは「なんかよく分からないけど凄いね」程度の物で
要するにパッと見、貧弱だったのである。
いくらチップを積んだところで所詮SFCである。
まともなポリゴンを描画することなど到底不可能で、
そんな技術的制約の中で相当苦心したに違いない。

フレームレートも低く、ろくなテクスチャすら張れない水準だったが、
実際遊んでみると、意外にもこれはこれで魅力的な世界を構築していることに気付く。
滑らかな描画が出来ないことを逆手に取った、わざとポリポリさせた演出は
非常にゲーム的で、特に敵を倒した時の破片の飛び散り方なんかは何か独特な快感を味わう。

腐ってもフルポリゴンであるこれは、それだけで立体的で迫力があり、
そこで終わらないのがこのスターフォックスの凄いところだ。

他の仲間達も一緒に戦ってくれて、終始言葉が飛び交う。ライブ感がある。
確かに荒削りな部分も目立つが、それ以上に新鮮な面白さを味わうことが出来た。

致命的な部分としてスピード感に乏しい(もっさりした感じ)印象があった。
しかしSFCというハード性能を考えれば良くできた部類に入る物である。



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