対応機種 | プレイステーションポータブル |
発売日 | 2008/04/02 |
価格 | 4800円 |
発売元 | スクウェアエニックス |
トライエースの看板ロールプレイングシリーズ、スターオーシャンの2作目のPSP移植版。
アレンジ内容、プログラムベースは前作「スターオーシャン1 First Departure」と全く同じなのでこれと言った見所はない。
オリジナル版のベタ移植だと思っていたのだが、細かいところが色々変わっているようだ。傾向としては全体的に難易度が低下傾向にある。
特に通常攻撃が3回までつながるようになり、必殺技に繋げることも出来るので、戦闘が格段に楽になった。システム的にますますテイルズオブシリーズに近づいたと言える。
前作と同様に、イベントはフルボイスなのだが、元の分量がCD-ROM2枚組である。マルチシナリオの幅がさらに広がって膨大になったにもかかわらず、良くフルボイスにしようと頑張った物である。
ちなみにPS版と声優が総入れ替え(一部除く)されている。
グラフィック、特にテクスチャーは、PSPの性能を生かしてなめらかに描かれており、見栄えが良くなった。
フィールド上のレーダーマップも見やすく改良され、操作性も向上している。逆に、UMDのローディングの遅さによる弊害か、フィールドポリゴンの読み込みが滞り、目の前のオブジェクトまでなかなか表示されないなんてこともざらにある。が、ゲーム進行上さしたる問題は無い。
追加キャラもおり、前作より簡単に仲間にすることができるが、前作の使い回しキャラである。ただし、新キャラ用にプライベートアクションや各種イベントも追加されてはいる。
見た目とは裏腹にかなり内容変更の入った作品だが、フリーズバグが取り除かれ、難易度も下がり取っつきが良くなったのは素直に評価すべき点だろう。そこで結論。
間口が広がった理想的なアレンジ作品では。