スターソルジャーR


対応機種Wii(Wii Ware)
発売日2008/03/25
価格800円
発売元ハドソン

(c)2008 HUDSON SOFT
戻る

往年の名作キャラバンシューティング「スターソルジャー」がWiiWareでよみがえった。
Wi-Fiコネクションに対応し、自分の出したスコアを即座にランキングに登録出来る。目指せ100万点!!

2分モード、5分モードと、キャラバン用のモードしか入っていない。収録ステージ数はわずか2面。いわゆるノーマルモードは無い。
これではボリューム不足と思われるかもしれないが、結果的にキャラバンモードの作り込みに絞って開発することが出来たことによって、良い物に仕上がったと思う。

最近のシューティングのような弾避けを楽しむものとは違い、積極的に攻め込んで高得点を狙うと言う、最近のトレンドとは一線を画した作風を取っている。これがまたいい。
これぞシューティングの醍醐味という、ながらく忘れていたものを思い出させてくれた。80〜90年代は良くハイスコアを競う大会で盛り上がっていた物だ。ハドソンに限らず。

かつてのスターソルジャーのように、隠しボーナスも仕込まれており、ハイスコアで上位を狙うには必須のギミックもある。今ではネットによってあっさり情報が広まってしまうが、こういう小ネタをちゃんと残してくれているのは懐かしくていい(これらの隠し情報は今作ではメーカーサイトで自ら情報公開している)。

しかしフォースフォーメーションのシステムが面白い。さながらR-TYPEのフォースを連想させる着脱式のオプションで、放つと画面上を飛び回り敵を攻撃し、手元に戻すと自機の周りに集まってバリア状態になる。
ずっとリリース状態にしても、オプションにはエネルギーが設定されており、切れると攻撃力が下がってしまう。どのタイミングで放って、戻してチャージするかという駆け引きがスコアアタックのゲーム性に深い駆け引きを出している。

ちなみに、敵を連続して倒し続けているとコンボになり、ゲーム終了時につながったコンボの数だけボーナス点が入る。コンボを繋げることも重要ポイントとなっている。

画面はポリゴン描写で、やる前までは背景と敵、弾の見づらさや避けづらさが気になったが、実際遊んでみるとそういった弊害を感じることもなく、ドットの2Dシューティングと比べてもなんら違和感なくプレイ出来る。敵機のモーションや弾速など非常に細かい面まで作り込まれていると感じた。
確かに背景と敵機の色合いが似ていたりするところもあるが、支障を来すほどではない。

不満点では、Wi-Fiランキングの受信が、ワールド、日本、エリア、さらには、2分、5分と、カテゴリ別に一々ダウンロードしなければならないことや、繰り返し遊ぶゲームなのに、1ゲーム終了するたびにタイトル画面に戻ってしまうことが気になった。
ただし、プレイ途中、失敗したと思った時に即座にやり直せるコマンドはある。

操作性は、リモコン横持ち、ヌンチャク、クラシックコントローラと多岐に及び対応している。高橋名人はヌンチャクスタイルを推奨している。

連射測定機能が入っている辺り、ハドソンわかっている感じだ。そこで結論。

キャラバン全盛期の感動再び!ピンと来た人はやるべし!





[2008/04/09]
戻る

inserted by FC2 system