幻想水滸外伝 Vol.2 クリスタルバレーの決闘


対応機種プレイステーション
発売日2001/03/22
価格オープン価格
発売元コナミ

(c)2000 2001 KONAMI / Konami Computer Entertainment Tokyo
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「幻想水滸外伝 Vol.1 ハルモニアの剣士」の続きが描かれた完結編。

結局、前作で指摘された不満点を解消すること無くストーリーを入れ替えただけでそのまま発売された。

わざわざ前後編に分けるほどボリュームがあるわけでもなく、単品で見ると全然短い4時間程度で終わるシナリオ。選択肢はあるが基本的に一本道、ほとんどが二択で分岐するのでせいぜいやっても2周がいいところな点。
相変わらずレベルの低いテキスト(状況説明が下手)、内容の薄さをごまかすだけのラッキーポイントシステム。スキップ処理が遅すぎるうえ、読み返し機能もない。インターフェイスのレベルが低い。そもそも話がつまらない、など欠点は多岐に渡る。

とにかくシナリオが壊滅的に駄目すぎる。第一章が一番幻想水滸伝らしい展開を見せるが、選択肢が多くゲーム性でごまかしている2章と、先へ進めば進むほどつまらなくなっていく。
後編ということで、一応一連の話にオチを見せるが、わざわざ引っ張るほどの面白いストーリーってわけでもない。期待はずれもいいところだ(はなっから期待してないという話は置いておく)。

同一世界観ということで本編に出演していた人気キャラを登場させられるのが大きなアドバンテージだが、まだまだ続編を出す気満々なのか、人気キャラを出し惜しみして、なぜこのメンツになるのだろうとがっかりさせられる。
「幻想水滸伝」や中世ファンタジーの世界観を否定する設定が出てくるのもひどいと言える。剣と魔法の世界に拳銃をやたらめったら出すのはご法度だろう。悪役っぽい描写をするために敵に拳銃を持たせただけとしか思えない。序盤にナイフ投げやらやっていたのが馬鹿らしくなる。

脚本もピンチにさせた後、伏線もなくいきなり大技を使って切り抜けるワンパターンの繰り返しで、非常にレベルが低い。もっとプレイヤーの裏をかく作りには出来なかったのか。そこで結論。

Vol.1でがっかりした人は買わなくて正解。





[2011/01/16]
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