スーパーワギャンランド


対応機種スーパーファミコン
発売日1991/12/13
価格8300円
発売元ナムコ

(c)1987 1991 NAMCO
戻る

敵を倒すのではなく、音波でしびれさせ、ボス戦はパネルゲームでおこなう、変わり種横スクロールアクション。
シリーズ最新作がスーパーファミコンへ進出。

ファミコンで有名だったアクションゲームが次々とスーパーファミコン向けに発売されているが、中でもワギャンランドは、スーパーファミコン特有のモード7などの機能もあまり使っておらず、地味な印象を与える。
強いて言えば、色数が増えて、べた塗りだったグラフィックがグラデーションバリバリの塗りに変わったぐらい。

ゲーム的にも冒険は見られず、パネルゲームにモザイク当てが追加されたぐらいで、これといった変化はない。

シリーズ恒例の隠しボス(ワギャナイザーを特定の場所に当てると出現する)を全て倒しておかないと、真のエンディングが見られないという仕掛けが付けられたことで、隠しステージを探す意味合いが強まっている。
探索要素が重要になったこともあって、一度クリアしたステージをセレクト出来て、また入ることが出来るようになっている。

ボス戦での操作性が向上されて、遊びやすくなっていることと、しりとりなどのバランスが調整されて理不尽さが薄れた。ただモザイク当ては理不尽だと思う(そこを楽しむものだと思うが)。
また、容量の増加に伴って、ステージ数やゲームボリュームも増えたため、パスワードコンティニューが採用されている。

ゲーム開始時に、難易度設定が出来るようになったのは非常に良い改善点だ。
幅広い年齢層に遊んでもらうために、ボス戦のバランスが調整されるのは良いことである。
ゲームおたく向けにも、ハードモードが半端無い難しさで、遊べるゲームになっている。

相変わらず音楽が良い。が、ほとんどファミコン版のアレンジである。残念。

スペックが上がったことによって、アクションステージでは、よりバリエーションに富んだステージ構成が見られるが、一般のアクションゲームではありきたりな物ばかりである。

そこで結論。

目新しい物は何もないが、決してつまらなくはない(相変わらずラストだけはきつい気はするが)。





[2008/09/04]
戻る

inserted by FC2 system