まじかる☆タルるートくん


対応機種ゲームボーイ
発売日1991/06/15
価格3500円
発売元バンダイ

(c)1991 BANDAI / TATSUYA EGAWA / SHUEISHA / TOEI ANIMATION
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江川達也の人気少年漫画のゲームボーイ版。

ゲーム内容は他機種版と同様、「スーパーマリオ」タイプの横スクロールアクション。ただ、主役がタルるートじゃなくて本丸になっている。これは駄目だろう、普通の小学生を動かしてても面白くないし、絵も映えない。
たこ焼き(マリオで言うコイン)を20個集めると、魔法使いタルるートが登場し、本丸に付いてくる。しかしただ付いてくるだけで、何か手伝ってくれるとか特に何もない。敵に触れるなどワンミスしてしまった時の身代わりになるだけ。これは寂しい。ぶっちゃけ、ベタベタくっついてきて邪魔とさえ思えるほどだ。

全部で4ステージしか無い。1ステージは多少長めなのだが、それでもボリューム的には物足りないと言わざるをえない。うち一つはシューティングステージになっているが、作り込みが甘くイマイチ面白くない(画面の大きさと比べて自機の当たり判定がでかすぎ)。

ゲームボーイのアクションゲームとしては、処理落ちなどクセもなく遊びやすく出来上がっていて、当時の水準を考えると完成度は高いほう。ごく一部で敵の配置が理不尽なところがあるのが気になった。

いくらゲームボーイとはいえ、あまりにもステージが少なすぎる。ストーリー仕立てにしていて、デモ画面の挿入など力が入っているが、ゲームとしての作り込みももっと頑張れたはずだ。それにタルるートの扱いがひどすぎるのも問題。
しかしバンダイの原作ものゲームにしては、この「まじかる☆タルるートくん」は奇跡的ともいえるほどの安定したクオリティを見せるのはなぜだ!?そこで結論。

本気を出せばまだまだ面白く出来る。駄作。





[2011/01/11]
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