SDザ・グレイトバトル


ガンダムにウルトラマン、後は確か仮面ライダーの人気キャラまで入れましょうと言った
コンセプト的にはスパロボとなんら変わらない人気特撮アニメ勢揃いのアクションゲーム。

まず、ゲームとしてはサイドビューのアクションシューティングなのだが、
無駄にキャラが大きく、視界が全体的に狭い。
これの弊害が意外に大きくて、動く足場にジャンプして乗る際に
視界が狭いせいでタイミングが取りづらかったり
敵の出入りが激しく、難易度設定のハード辺りにするととてもじゃないがやってられない。
確かステージ数は5ということもあって少ない。
続編のラストファイターツインでも無駄にキャラが大きかったが、もうちょっと考えて欲しい。

題名の通り、キャラは全てデフォルメがかけられ元の面影は全く無い。

正直言うと、バンプレストはこういうゲームが好きだが、俺はこの方向性が嫌いである。
まず、贅沢に人気シリーズのキャラを世界観の整合性も考えないで
ゲームの都合上、適当に集めまわしたという感じが低俗で付いていけない。
(スパロボ嫌いなのはこれが理由である)

自分たちで一から物を作り上げようと言う気概が無いのだろうか。
ネット検索をして受けそうなネタを探しているTV制作会社と同列かそれ以上に酷い。

このゲームに限っては、SD化したキャラ群は一体誰が喜ぶのだろうか?
当時小学生の俺らは、これらのシリーズ物は縁遠い存在だったし
中高校生辺りがこの世代なのだろうが、デフォルメされたキャラを見て素直に喜べるのか?
結局細かなディテールが再現出来ないから仕方なしにSD化に踏み切ったという
苦しさしか伝わってこない。

それでもこのシリーズは売れたのかSFC中期(1995年)まで実に5作も出しているのである。
外伝作を含めるともっとある。
本作はSFC立ち上げ期に出ているから、足かけ5年といったところか。




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