週刊トロ・ステーション


対応機種プレイステーション3(PlayStation Store)/プレイステーションポータブル(PlayStation Store)
発売日2009/11/11
価格0円
発売元ソニーコンピュータエンタテインメント

(c)2009 Sony Computer Entertainment
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サービス開始から丸3年の節目に、「まいにちいっしょ」から「週間トロ・ステーション」へとリニューアルされた。

「まいにちいっしょ」の柱であった「トロ・ステーション」を前面に押し出した内容になった。
しかし、売りであった毎日更新は無くなり、週一回にまとめて更新されるスタイルとなった。
リニューアル発表当初は、週1でもこれまでと同等のボリュームを維持すると言うアナウンスがされていたが、明らかにグレードダウンである。

また、客層に受けが良いゲーム、オタク系コンテンツを主力としてるようで、これまであった雑学系の話題は風前の灯火だ(公式サイトの紹介でも方向性の変更について記載されている)。
クロ枠は面白いのだが、たまに暴走するから面白いのであって、それに頼ってばかりではつまらなくなると思う。

プログラム周りは、「まいにちいっしょ」を踏襲しているが、インターフェイスは、日に日に増えていったコンテンツに対して整理統合がおこなわれたこともあって、良くなっている。

また、今作へのリニューアルに際して、プレイステーションポータブル版との差異がそれほど無くなったのもポイントとして高く挙げられる。

アイテム課金をメーンにしていたものの、思ったような利益が見込めなかったらしく、会員制の課金に切り替えた。
プラチニャ会員(月額800円。PSP版は500円)になると、無課金ユーザーより早くトロステーションが見られたり、過去ニュースが見れたり、トロフィーセットが手にはいるなど、様々な特典が得られる。
というか、プラチニャ会員にならなきゃほとんど遊べないって作りだ。ニコニコ動画で成功した課金形式を持ってきたのだと思う。しかし、それにしたってこっちは金払わないプレイヤーの制限が多すぎだ(これまでが異常だったとも言える)。

特に、課金すると一軒家が与えられ、無課金だと空き地がホームという、露骨すぎる内容に、ネットでは話題になった。

プレイステーション3普及の一環として始まった「まいにちいっしょ」も、本体の値下げやゲームソフトの充実など他の手段でも代替えが利くようになってきた今、このような流れ(利益重視)になるのは自然なのかもしれない。
発売当初は高性能なだけで何もなかったプレイステーション3も、今や「まいにちいっしょ」が無くとも、色々なことが出来るようになった。

個人的には、現状プレイステーション3は無料で遊べるオンラインプレイにも課金制が付くのではないかと思っている(もしくは無課金プレイヤーに制限を付けるなど)。

経費削減など色々な事情はあったと思うが、3年間休み無く毎日更新していた「まいにちいっしょ」がなくなってしまったのは単純に寂しい。出来ればずっと続けていって欲しかった物だ。そこで結論。

週1になってもトロステは無くならない(でもいつか終わりが来るのだろうなあ)。





[2009/11/22]
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