タイニー・トゥーン アドベンチャーズ ドタバタ大運動会


対応機種スーパーファミコン
発売日1994/09/30
価格9000円
発売元コナミ

(c)1994 KONAMI / Warner Bros.
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今回の「タイニートゥーン」は、スポーツを題材にしたミニゲームで得点を競い合うミニゲーム集になっている。
マルチプレイヤー5にも対応しており、パーティゲームの様相も呈しているが、ゲームとしてはどうだろう。

既にアニメ放映も終了し、今ひとつ発売時期を逃したような気がしてならない。
また、発売元のコナミがプッシュするほど、商材的においしい作品とも思えないのだが。

ほぼ全てのミニゲームで、2つのボタンを交互に連打する操作を導入している。
連打しながらタイミング良くボタンを押したり、画面内のキャラクタを操作させられるため、連打の仕方の中でも、俗に言うピアノ打ちを強要される。
自分は、連打する際、ピアノ打ちは疲れるからしないので、この仕様には参った。とにかく、疲れる。

障害物競走、水泳、棒高跳び、スキーetc、しかしただの競技に終わらないのが「タイニートゥーン」の世界である。
スポーツゲームというよりは、ミニゲーム集の方がふさわしい分け方と言える。

イージー、ノーマル、ハード、スーパーとクリアするごとにだんだんと難しい難易度のコースをプレイすることになっていく。
ゲームで獲得した合計得点で、順位を争うのだが、プレイヤーにはクリアノルマを設定される。
これが、難易度があがるごとに高いノルマになっていき、乗り越えるのが困難になっていく。達成出来ない場合ゲームオーバーとなる(ただしその場でコンティニュー出来る)。

このノルマを達成すれば、嫌でも1位を取ってしまうのである。
また、ノルマを課せられるのは、こちらのプレイヤーだけで、コンピュータは下回っていてもそのまま通過する。というか、全員が必ずしもノルマを達成出来るようになってないミニゲームもあり、めちゃくちゃだ。
それを除いても、コンピューターは基本的にかなり弱く、まず負けることがない。

パスワードが、全ゲーム終了した順位発表の後にしか表示されない。ゲームオーバーの時にも見れるようにして欲しい。メモするのが面倒で、ゲームオーバー時に中断しようとしたら、タイトル画面に戻って、次の日にはまた最初からやり直す羽目になってしまった。
パスワードも、なじみの薄いキャラクタよりも、にんじんとかダイヤとかの物の絵柄にして欲しかった。たかが3つのキャラが描かれた絵柄なのだが、覚えづらい。

ミニゲームのクオリティは全体的に良い物とは言えない。まずコンピュータが馬鹿で、圧倒的な点差で勝てると分かり切ったものがあったり、
また、連打しながらキャラを動かし、さらにはジャンプまでさせられる障害物競走の過剰な忙しさ、なによりとにかく連打の無駄な多さに辟易する。

プログラム的には色々面白いことをやっているため、見た目は面白いのだが、やってみるとつまらない、困ったゲームである。そこで結論。

見た目ばかり派手なゲーム(どことなくゴエモンっぽい。まぁ同じメーカーだからですが)。





[2009/05/13]
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