対応機種 | プレイステーション |
発売日 | 1994/12/09 |
価格 | 5800円 |
発売元 | コナミ |
コンパイル「ぷよぷよ」の流れをくむ、落ちモノパズルアクションである、「対戦ぱずるだま」のプレイステーション版。
家庭用にはじめに移植されたのは、スーパーファミコンで、11月と時期も近い。「極上パロディウス」と似たような感じだ。
ただこっちは、キャラや内容など結構異なっている。価格も安く、お買い得である。
プレイステーション版は、タイトルの通り、ツインビーのキャラクタと世界観に振り替えた物であるが、アーケード版も収録されていて、切り替えて遊ぶことが出来る。
スーパーファミコンで移植された時は「ツヨシしっかりしなさい」のキャラを使っていた。
アーケードの元々のオリジナルキャラクタもそうなのだが、はっきりいってキャラが地味で魅力が無さすぎる。
落書きのような画風で、とてもじゃないが見てくれは良くない。良くあんな内容でゲームセンターで売ろうとしたものである。
その点、このプレイステーション版は、人気作品となった、ツインビーのキャラを使っており、かなり商品として魅力のある代物となっている。
しかも、ゲームとしては初めて(確か)、ラジオドラマ「ツインビーパラダイス」の声優を使っている。人気声優勢揃い。
というか最初からコナミはツインビーのキャラを使えば良かったのである(PS版みたいにな)。インカムもウッハウハだったはずだ。丁度ツインビーはアーケードでもいくつか出しているし。
しかし、肝心の本作も、発売時期が今ひとつ悪かったのか(本体がまだ普及していなかった)、あまり話題にならずに終わってしまった。
プレイステーション初期の作品だが、ディスクアクセスなど特別気になるところはなく、むしろ音楽はCD-DAだし、ボイスのかけ声はクリアーだしで、しっかりCD-ROMの恩恵を受けられてる感じだ。
ただ残念なのは、グラフィックデザインが鮮やかすぎて、画面が見づらい点である。これは、ツインビーシリーズでは珍しくないが、もっと言うとコナミのゲームは全体的にそういう色遣いにする傾向にある。
「ぷよぷよ」の場合、ぷよの色を目立たせるために、背景の絵を精一杯地味にして敢えて殺したデザインにしていた。見た目はイマイチかもしれないが、ユーザビリティを考えると、「ぷよぷよ」の判断は圧倒的に正しい。
パズルゲーム=キャラゲーというつもりはないが、キャラクタや世界観もゲームの魅力を出す要素として、重要であることが認識させられるゲームである。そこで結論。
ツインビーファンじゃなくても買い!