ドライビングエモーション TYPE-S


リッジ5と同時期に発売されたレースゲーだが、
やはり、昔からレースゲームを作り込んできたシリーズには到底太刀打ち出来ない。

グラフィックは、それなりに綺麗。
しかし、今となってはこのクオリティは低い方だろう。

まず、気になったのは異常に長いロード時間。
リッジ5も長い長いと言われていたが、これは2倍近くある。

また、メニュー画面のデザインが非常に地味。
これもやはりリッジ5を同時期に遊んでいる身にとっては痛いところである。

そして、語らなければならないのはゲーム部分。
リッジとは違いGTなどのリアル路線であるが、
何を間違えたのか、ハンドルを戻す操作まで要求されるため、
するつもりはないのに蛇行運転になってしまい、まともに走るにはかなりやり込まなくてはならない。

つまり、普通、ゲームだとハンドルを切る動作をする場合、
ただ右にスティックを倒すだけで、離せばハンドルがニュートラルに戻るが(現実の操作と一緒)
このゲームの場合、右にスティックを倒して、ハンドルをニュートラルに戻すには
今度は左にスティックを倒して、且つ右スティックに倒していたのと同じ分量だけ
倒さなくてはならない。
倒しすぎた場合、今度は反対側にハンドルを切ったと見なされて、左に車が曲がり出す。
これが、蛇行運転を引き起こす原因である。
それに、なんだかツルツル路面を走っているような挙動。
こんなに車は軽い動きはしない。滑りすぎである。

音楽に光るものもなく、魅力的な要素は皆無。




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