PCエンジン教の友達が持っていたゲーム。 こいつは、小学生の分際で、ヴァリスなんてもんにうつつを抜かす今思うとマセたガキだった。 セーラー服と機関銃じゃないけど、女子高生が露出度の高いコスチュームを着て 剣を振り回して戦うという今こそ廃れた物の古風のギャルゲーを地で行く路線のシリーズ。 元はPCで出ていたゲームだけれども、これが結構な人気を博したのかPCエンジンを中心に 移植されていた。 俺は見たことあるだけ(原型をとどめてないっぽいSFC版除く)でやったことがないのでよく分からないのだが、 実は硬派なアクションゲームとしての完成度も高いのだという。 だが、このMD版はPCエンジン版を先に見ていた俺にとって、厳しいゲームだった。 まず、カートリッジだけあって、喋らないし、ビジュアルシーンも無い。非常に寂しい。 特に喋らないのは深刻で、苦肉の策としてメッセージ表示の際に、 ドラクエと同じく、キャラの声質に合わせて音を出すようにしているのだが、これがまた寒い。 PC版も勿論こんな感じだったのだろうが、やはりこの路線に強いのはPCエンジンであることを痛感させられた。 ビジュアルシーンが無いだけでこんなにも印象が変わるとは…。 ただ、ゲーム時の効果音に関しては薄っぺらなPCエンジンよりは良いとは思ったが、 何より俺の友達は、俺よりもビジュアルシーンに重きを置いていて、あまり遊ばずに辞めてしまったため 詳しいところまでは分からなかったりする。