タクティクスオウガでお馴染みの松野組が放つ新感覚RPG。 グラフィックはとんでもなく綺麗。 1ドット単位で描かれるテクスチャは職人的。 また、モーションブラー(残像)を多用し、通常チープに見えるPSのグラを 上手くごまかして綺麗に見せている。 とにかくイベントシーンのクオリティが半端じゃない。 本気で中世世界を描いていて、それは芸術の域に達している。 松野お馴染みのどす黒い覇権争いとか、ギスギスした人間関係も勿論あり。 ただ、今回は主人公側がそれにあまり介入してないので、外様感あり。 基本的に勧善懲悪な感じかなあ(いや、厳密には全然違うけど) だから、ストーリーに深さとかは全然感じなかった。 気が付いたら終わりだったし。 最初デモムービーで、もの凄い焚きつけられたせいかもしれん 俺の期待していた路線と全く違ったのよ。 デモだと、最初に出てくるボスのドラゴンが強大なものに感じられたんだけど、 ああいう怪物が普通に出てくるからさ… ただ、ゲームシステムが難しすぎる、と思う。 いまやればまた違った感想が出てくると思うんだけど、 敵の属性を考えた武器選び、だけど武器の性能が敵の種類によって流動的に変わっていくので RPGというよりはSLGな頭で遊ばないと辛いんだ。 リスクという疲れみたいなパラメータもあって、高いと命中率が下がったり。 考慮しなければならない要素が多くて、それを考え抜いて動くのが楽しいのだろうけど、 途中で手に入る無限にコンボを決められるアビリティをつけてしまえば ごり押しでクリアできちゃう。 んで、考えるのが面倒なのでささっとコンボ決めまくって強引に進めてしまった。 倉庫番みたいなパズル部屋はいらなかった。