対応機種 | ファミリーコンピュータ |
発売日 | 1992/12/08 |
価格 | 5800円 |
発売元 | ナムコ |
スーパーファミコンにも進出した人気シリーズ、「ワギャンランド」ファミコンでは3作目。
前述の一年前発売されたスーパーファミコン版の内容をフィードバックしており、パスワードコンティニューや難易度セレクトが追加されている。
また、隠れキャラを探す探索要素も相変わらずあるが、ゲーム内容に厚みを持たせたいのはわかるが、バッサリ無くしてくれた方が良い。
クリアしたステージに戻れるようになったので、探しやすくなったのは良いが...
マンネリ傾向のあったアクションパートを、今回は重力をテーマにステージギミックを構成している。
引力が強くてジャンプ力が落ちたり、その逆に引力が弱くてふわふわとした操作感覚になる面など多彩だ。
しかし、この手のステージは、直接プレイヤーの操作性を妨害する物ばかりで、遊んでいて面白い物ではない。残念なことに、この企画は失敗している。
恒例のボス戦では「神経衰弱」「しりとり」「数字探し」の3つのみとなる。SFCにあった「モザイク当て」は、ハードスペック上出来ないので当然入っていない。
「人並みモード」では、かなり難易度が下がり、厳しいのは最終ボスぐらいなもので、それもこれまでのシリーズと比べれば楽な方である。
逆に「神様モード」は、極端に難しく丁度良いモードが無い。ノーマルモードに当たる難易度構成も作っても良かったのではないだろうか。なんか物足りない。
ファミリーコンピュータ末期の作品ということもあり、グラフィックなんかも力が入っており、何とも言えぬ臨場感や新鮮さを味わえる。
逆にスーパーファミコン版だと、どこにでもあるようなグラフィックで安っぽくなってしまうのだが…。
プログラミングもこなれており、快適で良く出来ている。
ただボス戦のカーソルの操作性が悪い感じがした。
ボス戦のパネルゲームを使った対戦モードが搭載されているのが特徴的と言える。なぜ、これまで入っていなかったのだろうというぐらい。
遊びの幅が広がっている。
パネルゲームに、新しい試みが見られなかったことが残念で、物足りなさを覚えた。手堅い作りで良く出来ているが、それ以上の物を感じられなかった。そこで結論。
面白いシリーズだが、そろそろ限界点が見えてきた?