ワイルドトラックス


スターフォックスに続くスーパーFXチップを駆使したポリゴンゲー第二弾。

技術的にもゲーム的にも斬新だったスターフォックスに比べると
ワイルドトラックスはグレードダウンしたと言わざるを得ない内容になってしまった。

そもそも、チップを積んだと言っても、
やはりまだポリゴン演算に十分な処理を手に入れたとは言い難く
それで疾走感が肝であるレースゲームを作ろうというのは非常に無理があった。

そもそもスーパーFXチップはSFCの演算処理をソフトの面から飛躍的に高めるという物であって、
ポリゴン処理をするためのチップでは無いことに気付いたのは
FXチップ搭載ソフト第三弾、ヨッシーアイランドの時であった。
因みにマーヴェラスにも、そして記憶違いでなければロックマンX2にも搭載されていたハズ。

確かにスターフォックスに比べ技術レベルでの向上は見られるのだが
まだまだまともなレースゲーとしてはほど遠く、全体的にレスポンスの悪さや
フレームレートの低さが気になる。

特にボーナスゲームで操る大型トラックは、開発者の嫌味としか思えない内容で、
ただでさえレスポンスが悪いのに、大型トラックでさらに操作を重たくしている。
こんなんでは、まともに動かせるわけが無い。
絶対わざとやったな。

グラフィックはかなり綺麗になった。
がしかし、スターフォックスで見られた稚拙なポリゴン処理を逆手に取った演出が無く
どうにもわざわざポリゴンにして作る意義を感じない立体感と合わせてイマイチな印象。

やはり、一にも二にもレースゲーは疾走感と気持ちよい操作性が大事であって、
ポリゴンのような立体感はその後なのだ。

隠しコースや隠しカーといった任天堂らしい粋な仕掛けはしっかりしているが、
肝心の部分が大味ではタイムアタックなどの走り込みもやる気が起きない物である。

本作の心意気は評価したいが、やはり駄目な物は駄目なのだ。


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