もうジャンプでの連載は終わってしまったが、 ポケモンと同時期に、小学生を主として流行りだしていたのがこの遊戯王のカードゲーム。 ブームの最盛期には、東京ドームでイベントを行って主催の不手際で暴動が起こる等 とにかく凄かった。 俺は、正直言って、漫画を読むなりアニメを見るなりで満足してしまう人間で、 実際にあのカードゲームをやりたいなんてつゆとも思わなかった。 友達が熱心に集めていて、対戦相手がいないからと無理矢理相手させられたりしたのだが、 どこが面白いのかさっぱりだ。 そんな友達が持っていたのが、このGB版第一作目の遊戯王である。 GBCが出ているにもかかわらず、カラー対応ではなくモノクロである。 とにかく見た目が驚くほど貧相で、わざわざゲームにする必然性を感じなかった。 特に落胆したのが、カード名の長いものは、文字が途中で途切れてしまっている点。 又聞きなので、あまり詳しくは覚えてないが、 ゲームとしての筋道立てたバランス取りを行っていないらしく、 あっと言う間にカードが集まってしまうらしい。 悲しいことに、こんな手抜き作品でも下手な良作より売れてしまっているのだ。 それで調子に乗ったコナミは、かなりのハイペースで(たいした手を入れてないくせに)続編を出しまくり 3だか5(確か2000年に出たGBC専用のヤツ)だかでは、遊戯、海馬、城之内デッキと 3つバージョンを分けて、大して内容の変わらないゲームを出して さらに中には、これでしか手に入らないカードを封入するほどの詐欺っぷりを発揮していた。 流石にGBAが出た辺りからは売れなくなってきたのか、途端に続編が出なくなった。 その辺りでようやくゲーム部分に手を入れだしてRPGっぽくしてみたり、改善点が目に見えて分かるようになってきていたが。 如何せんそこに行き着くまでに6〜7作も出しているのである。 遊戯王は、据え置き機でも何度か発売されているが、何故かこちらは全然売れずあっと言う間に姿を消していた。