対応機種 | Wii(Wii Ware) |
発売日 | 2009/05/12 |
価格 | 1000円 |
発売元 | KONAMI |
派手に撃ちまくる爽快感溢れるアクションシューティング、魂斗羅がWiiWareを舞台に暴れ回る!!
根強い人気を持つ、同シリーズ待望の新作だ!
全体的な作りとしては、SFC「魂斗羅スピリッツ」に近い。両手にウェポンを装備出来、グラフィックの水準がSFCレベルだ。しかしボムは無くなっている。
また、あの画面を回転させるトップビューステージはさすがにない。
音楽は、FM音源を使用した懐かしいBGMで耳に心地よい。レトロなイメージを加速させる。
ゲームバランスが良い。こういう一発即死ゲームというものは嫌煙されがちで、一部の熱心なファン以外は離れていき廃れてしまったが、
無限コンティニュー、オプションでストックを最大7まで設定可、といった充実したオプション内容に加えて、難易度ノーマルのバランス調整がほどよく、かつヌルすぎない遊びがいのある難易度になっている。
パターンも組みやすく、それほど弾の軌道がいやらしくないので、ちょっと頑張れば出来る!といった辺りの絶妙さが良い。
最近のゲーム機で2Dを真面目にやると、スプライトの処理がやすっぽくなりがちで(このゲームでも実際は平面ポリゴンを何枚も貼り合わせた疑似2Dである)、このゲームもちょっとスカスカとした印象を受けるが、頑張っている方である。
多関節処理を駆使したウネウネ動くクリーチャーも健在。
ステージ間にストーリーデモが挿入されるが、はっきりいっていらなかった。
ドットではなく、イラストを取り込んで表示しているが、違和感バリバリだし、肝心のストーリーもあってないようなものなので、不要である。
全5面。ステージ構成もバリエーションに富んでおり、決してボリューム不足とは思わせない。過去作品のオマージュも見られ、熱烈なファンを盛り上げる演出も忘れない。
しかし、隠しキャラクターの追加などやり込み要素が弱い感じがした。敢えて指摘したのは、同系統の作品「グラディウスリバース」では割とこの辺のフォローがうまかったからだ。
肝心の本編の出来が良いので、全く気にならない。プレイステーション2期にもシリーズ復帰の動きが見られたが、迷走していた印象がある。
やっぱり魂斗羅は2Dドットでシンプルに撃ちまくるこのシステムが最もしっくり来る。そこで結論。
本当の名作ゲームは色あせない。良作。