対応機種 | ファミリーコンピュータ(ディスクシステム) |
発売日 | 1986/09/26 |
価格 | 2980円 |
発売元 | コナミ |
コナミの看板タイトルである悪魔城ドラキュラの一作目。
既にこの時点で、世界観やグラフィックコンセプトといった見た目の部分から、武器が鞭、魔力を消費して出せるサブウェポンといった基本的なシステムが完成されている。
非常にオーソドックスなサイドビューのジャンプアクションだが、敵配置やギミックが練り込まれており、クオリティはかなり高い。
特筆すべきは、他では見られない暗めの色合いを重視したグラフィックデザインで、緻密なドット絵が美しい。
音楽もディスクシステムの強みを生かした作りで、元々の旋律の良さもあるが、音色も凄くいい。効果音も凝っていてなんと形容すればいいか、綺麗という言葉が一番しっくり来る。
プレイヤーの操作性に対する制限が多かったり、バランス的には見た目と違わぬ硬派さで、歯ごたえのあるアクションゲームである。
これはシリーズ化されるのもうかがえる。
無限コンテニューの他にバッテリーバックアップを搭載しており、途中から再開出来るのも親切で良い。そこで結論。
職人芸が光る名作。