封神領域エルツヴァーユ


これの発売前に、双界儀というゲームをスクウェアの下請けで作っていて、
それに雰囲気に近いために目に入った。

双界儀は、世界観が魅力的だったので、ゲームとしては問題点はあったものの、
またああいう世界に浸れるのかと思うと楽しみでならなかった。

というのは建前で雑誌記事で目に入った
制服姿のセツナに惹かれたというのは内緒です。

ただね、ストーリーに関して。
何を間違ったのか、とんでもない方向に行ってしまったようです。

まず、起動した時に流れる主題歌が奥井雅美という時点で、
やばそうな空気が漂ってきました。

例えば前述のセツナ。
制服姿の女子中学生。もう、マニアにはたまらない設定です。
しかし、彼女には何故か井上喜久子の霊が憑依していて、
彼女のストーリーモードは、俺みたいな(当時)初な素人なら裸足で逃げ出すやおい全開っぷり。
イベントムービー飛ばせるのが唯一の救いです。
この裏設定を知ってしまうと、萌えるなんて絶対出来ません。
まぁ、声優からアレ出しなぁ…
キャラ性能的には俺好みだったんだけど(数少ない剣使いなんです)

他のキャラのストーリーもなんかやばすぎます。
桑島法子のロリロリ全開キャラの精神破壊なストーリー。
やばいです。鳥肌が立ってきます。
でも、一番大変だったのは声優本人ではないでしょうか。

他もね、もうね。
ああ、これは、、、
どうしてこんな路線になってしまったのか…

クセの強い深夜アニメ(OVA)が、12本集まったような感じ。
笑ってすませるような器量を持った人じゃないとたぶんディスク割ってしまうかもしれません。


「人のことおちょくってんじゃねーーー!!!!」


えー…
このゲームのジャンルは、格闘ゲームです。
3Dですが、2D寄りで、その中でもかなり異質になっている。
操作は例によって独特なんですが、
これはとにかく簡単操作で派手な必殺技を出せるという点にあります。
このゲームの必殺技はどれもが、派手なカメラワークで魅せてくれるので、
バーチャとかの格闘とは違い、派手な必殺技を見せ合うような
プロレスゲームに近いノリですね。
テンポが悪そうですが、そんなに悪くはないです。

昔、似たような試みをした闘神伝がありましたが、
これはただ単に操作を簡単にしたのではなく
必殺技を決めるのに、結界の中に閉じこめたり、
超必殺技は、球みたいなのを投げて、それが敵に当たらないと決まらない。
勿論、ガードされていると×。
一回の戦いで3回までしか使えない。

とかくマニアックで入り込みづらい格闘ゲームですが、
これは、非常にシステムが上手く、普段やらない人でも
引け目を感じることなく遊べると思いますね。

ただ、見た目がマニアックにしてしまったのがダメでしたがね。

セツナのモデリングだけやたら凝ってるように感じるのは俺だけだろうか?




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