グラディウスジェネレーション


対応機種ゲームボーイアドバンス
発売日2002/01/07
価格5800円
発売元コナミ

(c)1985 2002 KONAMI / Mobile21
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コナミの横スクロールシューティングといえばおなじみ「グラディウス」がゲームボーイアドバンスに登場だ!
今作は家庭用オリジナルの完全新作となっており、開発は任天堂とコナミが共同出資して設立した「モバイル21」が行った。

シューティングのコナミ!!とは最近は言わなくなってきたが...。それはさておき。
「グラディウス」の名折れにならないよう、相変わらずの安定した完成度の高さで、GBAにしてはという但し書きはつくが、クオリティは非常に高い。
(なお、ここでは「グラディウス4」のことは忘れておいてあげよう...。このゲームのオープニングデモではしっかり出てくるけどね!!)

ゲームとしての難易度は、家庭用オリジナルということもあって、辛からず甘からずといった程度で、どちらかというと、STGとしての難易度は低いほうかもしれない。
GBAでプレイすることを意識してゲームバランスが取られていたり、STG初心者への配慮も欠かさない作りを意識していて、ヒントモードで攻略デモを見ることができる親切設計はすごく良い。
こういうモードは、もっとゲームにつけるべきだと、本当に感じる。特にシビアなイメージの強い、STGなんかでは標準搭載でもいいのでは?と感じる位。

逆に上級者向けには、チャレンジモードというものがあり、復活位置から初期状態での復帰を目指すというミッション形式のモードが用意されていて、このモードだけ切り取ってもかなりのやりごたえがある。

本作は音源の使い方がまずかったみたいで、GBAにしてはBGMの音質がちょっと良く無い。音楽のコナミ(これも最近は言わなくなってきたか!?)にしては、ありえない失態である。
まぁ、実開発は「モバイル21」なんだけど...というツッコミはともかく。

全8ステージ(実質9ステージと言ってもいいぐらい)でボリュームもたっぷり、ただ、演出重視のせいなのか、間延びした部分があり、少々テンポに欠けるのは、家庭用オリジナルならではのご愛嬌といったところか。

STG初心者にもSTG上級者にも楽しめる内容を心がけていて、間口が広く、人を選ばない作りになっている作風はかなりいい傾向と言えるだろう。
やはり、「シューティングのコナミ」は健在と思わせる、出来栄えには感動を覚えるばかりだ。

誰にでも気軽に進められる、安心のSTG。





[2018/10/01]
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