対応機種 | プレイステーション2 |
発売日 | 2002/12/12 |
価格 | 5800円 |
発売元 | バンダイ |
一作で完結せず、連作形式で展開していくことも話題となった、架空のオンラインRPG「THE WORLD」を舞台にしたアクションRPG「.hack」シリーズのVol.3。
大まかなゲーム内容については、Vol.1、Vol.2と同様で、Vol.3の内容は、それに準じたものになっている。
今回も、オンラインゲームのバージョンアップという形で、ゲームシステムの仕様変更や追加が行われている。これはVol.2でも書いたが、中々に面白い仕掛けである。
これのために連作形式にしたのではないかと思ってしまうほど。
ゲームバランスは、難易度は低めではあるが低いと言う言葉が適切かというとちょっと違う感じ。
嫌らしい状態異常や動きをする敵が増え、油断すると全滅するといった程度にはなった。
それでも、怒涛のように手に入るアイテムをちゃんと拾って、売ればお金になるのでお金には困らないし、そのお金で回復アイテムなどをたっぷり買って持っていけば、負けない作りにはなっている。
前作からさらにアイテムの種類が増えているので、持てるアイテムの数が預かり所を含めても足りないというのが、不満ではある。
基本的なゲームの流れは、タウンから自動生成されるダンジョンに入り、ダンジョンの奥まで到達するとストーリーが進むというものだ。
Vol.2では、わざわざダンジョンの奥に行く理由に乏しいと書いたが、Vol.3ではある程度納得できる理由付けを持たせているために、それほど鼻につかなかった。
新要素として、一人称視点で戦えるようになったこと、ペット育成のプチグソにテコ入れがなされており、プチグソを使ったミニゲームが新規に用意されている。
ゲームとしてのボリュームは相変わらずで、短い。クリア後に遊べるパロディモードと合わせて一本のゲームソフトという考え方のようだ。
そこで結論。
Vol.4への期待が高まる一本。