対応機種 | スーパーファミコン |
発売日 | 1996/04/26 |
価格 | 7980円 |
発売元 | エポック社 |
人気シリーズ「エキサイトステージ」の3作目。
大きな変化はない物の、安定した面白さを提供し続けてくれている。
'94が登場してからもう2年。その間、スポーツゲーム界は、劇的な変化に晒された。
しかし、本シリーズは、そういった新しい風にまどわされずに、独自の路線を追求し続けている。
安易に実況を導入しなかったり、突飛なゲームモードを追加しなかったり、そういった潔さは高く評価出来る。
選手のグラフィックがより緻密になり、パッと見た感じの違いはわからないが、臨場感がグッと増している。
それでいてこれまで通りの軽やかな操作感。音や動きが軽すぎるという声もあるかもしれないが、ゲームに落とし込む場合、これぐらいが丁度いいんじゃないかと思う。
新たに「勝ち抜き戦」が追加されたぐらいで、インターフェイスやゲーム内容に大きな変化はない。
しかし、「PK」モードは今回も面白くなかった。前作よりつまらなくなったという話もある。
天候の概念が新しく用意されたり、審判を3人から選べるようになった(おそらく、判定が甘いか厳しいかの違いだろう)。
シリーズ物なのに、これといったインパクトに欠ける内容なのだが、本質的な部分は着実に良くなっている。
こういった部分は見た目にはわかりにくいだけに、惜しい。売ることばっかり考えて、見栄えばかり良くしようとくだらないことに頑張ってるゲームの陰に隠れてしまっていそうで悲しくもある。そこで結論。
偉大なるマンネリ。