対応機種 | プレイステーション |
発売日 | 1998/12/03 |
価格 | 4800円 |
発売元 | チュンソフト |
1994年11月に発売した、「かまいたちの夜」がプレイステーションでフルモデルチェンジ。
今作からチュンソフトのロゴもリニューアルされ、とにかくリフレッシュされた感じを強調している。
チュンソフトにとって、プレイステーションでは一作目となる本作だが、サターンの時の「街」と比べると、プログラムがこなれてない印象を受ける。
ロード時間や、メニュー画面でのカーソル操作など、PSで新規に作られた部分に関してのレベルは正直低い気がする。
しかし、実写を取り込んだ背景のグラフィックの手直しや、演出面にも問題はなく、内容そのものに関してはむしろ好意的に解釈している。
時代を反映してか、フローチャート機能が追加され、いついかなるときも好きな部分へ読み戻し、読み飛ばしが可能な親切さになり、よほどの根性無しをのぞけば誰でもシナリオ制覇出来るだろう。
追加シナリオとして「真理の探偵物語」と、SFCで先着順プレゼントキャンペーンを行っていたドラマCD「ちょっとHなかまいたちの夜」が追加収録されている。
前者の「探偵物語」は、本編との関連性は薄いサブ的なもので、おまけ感が否めないが、本当の意味で推理力を試されるシナリオ(毎回答えが変わる)は、面白い要素といえる。
SFC版を遊んでいる人間には物足りないかもしれないが、新規ユーザーに対しては、この上ない配慮行き届いたゲーム内容だろう。
4800円とさりげなく低価格な点も良い。
なお、第一弾でありながらサウンドノベルエボリューションのナンバーが2になっているのは、オリジナルの発売順を優先したからと思われる。
今後短いスパンで1と3が発売される予定で、宣伝ムービーも入っている。
未体験の人は、これで追体験せよ!