対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
発売日 | 2002/12/06 |
価格 | 4800円 |
発売元 | 任天堂 |
回転する棒状の機体「ヘリリン」を、ぶつからないようにゴールまで動かすゲーム、「くるくるくるりん」に、続編が登場だ!
基本的要素に大きな違いはないので、特筆すべき点は無いのだが、続編ということもあり、こなれた作りとなっているので、安心して遊べる。
前作では、イベントデモの画像がCG風のような塗りで、ゲーム本編と激しい違和感があった。今作ではその違和感はさすがに直されている。
ステージ数が増えたことや、ギミックのバリエーションが豊富になったことに加え、ボス戦に位置づけたのだろう、ミニゲームが新たに追加された。
種類も豊富で16種類もあり、概ね出来は良いのだが、一部のミニゲームのクリア条件が妙に厳しかったりする。また、一度クリアしたらもういいやとなってしまうものも多く、どちらかと言うと、“なんだか余計なもの”といった印象が強い。
その他、今作のテーマが「マジック」ということもあり、GBA本体を手品に使えるモードが追加されている。
所詮、子供だましレベルのものではあるのだが、使い方自体はなかなか面白い。ただこれも、“なんだか余計なもの”といった印象が残る。
続編ということで色々、差別化を図りたかったのだろうけども、残念ながらそれらがあまり本編の面白さに直結しているような印象はない。
基本的なゲームシステムは前作の時点で、ある程度完成していたので、続編としての新要素には乏しいかもしれないが、ゲームとしての出来は良い。
これといった特徴のない続編というのが、痛いところなのかもしれない。かといって、ゲーム本編はしっかり面白い。なんとも続編を作るのが、難しいゲームだ。
大きな変化はないが、着実に良くなっている続編。