今思うと、よくこんな内容でお金を取れたなと感心してしまう。 それだけ、今ネットワーク周りが凄い勢いで進歩しているとも取れるわけだけど。 トランプ(大富豪、七並べ)、将棋、麻雀、 ネットにつないで遊びましょう。 これだけ。 ネットにつながなくとも対人戦は出来るし、CPU戦も用意されているが、あくまでメインはネット。 一応、4800円も取っているので、キャラクターメイキングやフレンドリストの機能は充実している。 だけども、今やこんなのは殆どそこら辺に散らばっている無料サービスで代用できる。 唯一の利点は、DCユーザーが沢山集まっているということ。 価値観の似通った人間同士が和やかな画面でチャットしたり、簡単なテーブルゲームをするのは お互いのコミュニケーションの敷居を低くしている。 残念なのは、各ゲームに移行する際のロード時間が長いのと、 やたら頻繁にシステムデータをセーブしにいく点。 どうも、このゲームが原因でビジュアルメモリ内のデータが全部消えてしまうこともよくあったようだ。 あと、チャットの文字制限が厳しいのと文字が読みづらいのも気になった。 俺も実際発売日近辺に買ってつないでみたけれども、 ダイヤル中のミニゲームやサーバーに繋がった後の演出には感動したものだ。 オフラインとオンラインでは、それぞれ和風、洋風の音楽に変わる。 また、ナビゲーションを行っているキャラも変化。 ネットにつなぐと、暫くプレイしていなかったら 「久しぶりだね」 と、言ってくれるし、細かい部分での演出が光っている。 今のような常時接続が当たり前の時代では、ネットにつなぐという行為だけで 感動したりなんてしないと思うけども、そう思うと最先端を行っていたんだなとも思う。 常に接続時間が表示されるなどの配慮も忘れていない (当時はテレホーダイ以外は通信料がかかるので接続時間の表示は嬉しいのだ) 因みに、2001年夏にネットワークサービスは停止してしまったため、 オンライン時のナビや音楽を見ることは出来なくなってしまっている。 そして、最初に発売されたものはモデムのみの対応で、 ブロードバンドには対応していなかった(後に安価で対応版が出た) 現在は舞台をPS2やPCにまで拡大し、続編の2や3のサービスを現在も継続中。 一作目は飽くまで実験段階の作品だったのだろうな。