対応機種 | プレイステーション |
発売日 | 1994/12/03 |
価格 | 5800円 |
発売元 | コナミ |
パロディウスだ!と極上パロディウスの完全移植版をセットにして5800円という価格破壊を巻き起こしたコナミのプレイステーション参入第一弾作品。
本作は本体と同時発売された、ゲーマーから見ればキラータイトルと言える一作。
なにせ、これまで片方だけでも1万近い値段で売られていたゲームが、2本で半値近くである。竿竹屋もびっくりである。
おまけに完全移植だ。一生懸命プログラミングして再現していた従来のタイトルが馬鹿らしく見えてしまう。
パロディウスだ!の方なんて、FC、GB、PC-E、SFCと再三移植されてきて、家ではまだ「完全版」が遊べなかった(SFC版は頑張っていたが)。
極上パロディウスは、同時期にSFC版も発売されているが、価格は9000円台で、2人同時プレイがカットされているバージョン。
これまでのように新たにデータを起こして再現するという概念はなく、元データをそのままぶち込むだけで済むのが、スピード移植&低コストの答えだ。
ただ、互換性のある基盤で作っているはずはないので、最適化に苦労はしたと思われる。
パロディウスだ!の方は、メモリ一括に読み込み出来ているようだが、極パロの方は、ステージ&ボスごとに分割して読み込んでいるので、
その場所にさしかかるたびに、一瞬画面が硬直するという少々見苦しいところが残っている。
しかし、それさえのぞけば、ほとんど完全移植と言って差し支えない出来。
フリープレイでコンテニューし放題というのもなかなかいい。セーブ機能を使えば、ステージセレクトも可能だ。ただ、ゲームを切り替えるのに一々電源を落とさないとならないのはいただけない。不満点はそれだけ。
両方の作品は、ともに名作と言っていい出来映えで、ハードを持っているならとりあえずおさえておきたいタイトルである。
家庭用における移植の概念をひっくり返した作品。