対応機種 | プレイステーションポータブル |
発売日 | 2010/01/21 |
価格 | 5800円(UMD)/4800円(PlayStation Store) |
発売元 | スクウェアエニックス |
ニンテンドーDSで発売されている同名タイトルをプレイステーションポータブルに移植した物である。
ゲーム内容はほとんど同一(後発の強みで問題数を増やしたり一部機能が追加されている)だが、インターフェイスが大きく異なる。
DS版では、タッチパネル操作だったが、こちらは当然ながらキー操作になっている。
元々タッチパネルのみで操作させる必然性がなかったので、快適になったと言える。
しかし、問題文から論理をメモしていく機能がハードの性能上再現出来ないので、削除されている。これは逆に残念と言える。
また、画面の切り替えに決して短くないロード時間が入る。基本的にレスポンスは良いが、気になる。何とかして欲しかった。
問題文が長文かつ選択肢も長文で、画面を大きく使えるプレイステーションポータブルとは相性が良いように見えるが、画面の使い方が下手くそなのと、PSPを持ってしても収まりきらない情報量のために、快適性に関しては決して良くない。
問題文のウィンドウを左半分に、解答のウィンドウを右半分に割り当てている。このため相変わらず文章を読むのにスクロールさせる必要がある。
せめて○×問題だけは、全画面に問題を表示させればよかったと思う。○×で答えるのだから、○と×をボタンに割り振れば良い。
実践問題の四択に入っていくと、選択肢も表示させざるを得ないからどうしようもない。
PSP版では、最初から収録されている全ての問題を自由に選んで解くことが出来るモードが追加された。
DS版では、条件を満たさないと解放されない(それはPSP版でも同じである)部分があった(重要度は低い問題だが)ので、これは一歩前進した作りといえる。
相変わらず、問題とその解説しか入っていないために、このソフト単体で勉強しようとするとかなり厳しい。
こういった致命的な欠点を直そうとしなかったのは、手間をかけず場当たり的に移植したためであろう。実に残念だ。そこで結論。
DS版と一長一短。さほど大差なし。