スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー


対応機種スーパーファミコン
発売日1995/11/21
価格9800円
発売元任天堂

(c)1995 Nintendo / Rare
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スーパーファミコンらしからぬ超美麗映像で人々を魅了しメガヒットを記録した横アクションの二作目。
キャプテン・クルールにさらわれたドンキーを、ポニーテールのディクシーと小柄なディディーが救出へ向かう!

基本的なルールやシステムは、前作を踏襲している。
そのため、全般的に余裕のある作り込みで、隅々まで洗練された完成度に仕上がっている。

2になって変わったこととしては。
相棒と2人揃っているときに、チームアップで合体できて、普段行けない高い段差に登ることが出来ること、
バナナコインを使って、ゲームのヒントを聞けるようになったり、残機アップのクイズに挑戦できるようになったこと、
アニマルフレンドに変身して進めるコースが出来たこと、などが挙げられる。

1は、グラフィックの作り込みに気を取られて、今一つ肝心のゲーム内容が弱かったところがあったが、2ではこれでもか!!というぐらいに、そのへんを強化していて、文句の付け所がない。

例えば、ステージ上に隠されたタルを発見する要素が前作にもあったが、隠し場所が意地悪で見つけるのが大変なくせに、完全クリアしても何もおまけがなく拍子抜けであった。
2では、隠されたボーナスタルの他に、DKコイン集めが加わり、隠し方も一癖あるものとなって、探すのが面白くなっている。
怪しい場所にバナナを配置したり、バナナコインを払って、隠し場所のヒントを教えてもらえたりと、サポートも抜かりない。

ボーナスステージで集めたドンキーコインを使ってエクストラステージが遊べるようになり、全ての収集要素を極めると、隠しボスと戦えて、真のエンディングが見られるおまけも気が利いていてよい。

他にも、1では、怪力のドンキーと、俊敏なディディーというキャラ性能が明確に分けられていたが、ディディーでは倒せない敵がいて、面倒な使い分けを求められたが、
今回は、ジャンプ後の滞空時間が長いがそれ以外の動作がディディーに劣るディクシーと、俊敏な動きが可能なディディーという性能の分け方で、倒せる敵と倒せない敵がはっきり分かれているのが良い。

ステージ構成もバリエーション豊かでバランスもかなり良い。CGを取り込んだ映像は綺麗に見せるコツを掴んだようで、さらに美しく臨場感を出している。

不満点を強いて挙げるなら、日本語の翻訳が不自然な記述が若干見られたこと。こればっかりは元が英文だから、仕方のないことだろう。

1を遊んだ人で多くの人が感じたかもしれない、絵は凄いんだけど他はいまいちだな...と思った人も、2は見捨てずにぜひやってみて欲しい。すべての要素がきっちり詰めて作られていて、クオリティはかなり高い。そこで結論。

基礎は変わらないのに、見違えるほどの面白さ。遊べ!!





[2011/03/12]
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