シャイニングフォース3 シナリオ3 氷壁の邪神宮


対応機種セガサターン
発売日1998/09/23
価格4800円
発売元セガ

(c)1992 1993 1997 1998 SEGA / SONIC / CAMELOT
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三部作で送る「シャイニングフォース3」の完結編。
3つの運命の糸は、ついに一つに繋がり、シナリオ1、シナリオ2にわたって描かれた壮大なストーリーがここに終わりを迎える。

一応、本作単体でも遊ぶことは出来るが、こういうゲーム内容のため、シナリオ1、シナリオ2を遊んでおくほうがより一層楽しめるだろう。
「シンクロニシティシステム」により、前作のデータを引き継ぐことで、それまで起こした行動が反映されてストーリーが変化するという仕掛けも楽しめる。

ゲーム内容自体は、シナリオ1、シナリオ2ですでに語っているため、あえてここで語ることはない。

強いて言えば、シナリオ3で気になった点としては、本作で新たに描き起こされた最上級職(上級職の更に上)の顔グラフィックの出来がイマイチ悪い。
これはおそらく、開発日数が足りなかったのだろうと思われる。

それから、すっかり恒例になってしまっているが、最終面だけが飛び抜けて難しい。
最終面で詰まってレベル上げをしていた時間が、総プレイ時間の1/4から1/3ぐらい、クリアするための準備に時間を要した。いくらなんでもこれはチトやりすぎじゃないかと思う。

シナリオ2では、全体的にゲームバランスが荒っぽくなっていたように感じたが、再びシナリオ1のように絶妙な感覚が戻ってきたように思う。
ただ、このシリーズは元々、RPGにシミュレーション的な戦闘を取り入れた形のゲームであったはずなので、全体的に難易度はもっと落としたり、もっとステージ構成を単純化した方が良いんじゃないかと思う。
シミュレーション的なステージの仕掛けやギミックは、それ単体は戦略性を高めており、面白くはあるんだけど、RPGの戦闘として考えると、少々野暮ったいというか、パズル要素が強く疲れてしまう。

何はともあれ、三部作という試みは、まさに超大作の冠がふさわしい、壮大で豪華な作品になっていることと思う。
そこで結論。

ファンの期待に応える力作!





[2017/06/01]
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