小学生の頃、ゲームを貸し借りしていた時に、
半ば強引に貸されたのがこのクレヨンしんちゃん。
そのころ、クレしんは人気絶頂期で
なんか最高視聴率23%とか、今では考えられないほど高い視聴率取ってたらしい。
で、当時ガキだった俺も毎週欠かさず見ていたアニメの一つだった。
原作物の原則その一をしっかり踏襲しており、
例に漏れずクソゲーである。
そもそもクレしん自体、ゲーム化するのに無理があるんじゃないか…
と思っていたのだが、多分、スタッフも同じ思いだったんだと思います。
とはいえ、そこは金もらって仕事してるプロ。
どんなに困難な仕事でも、きっちりやり遂げなければならないのが本当なのだが、
「クレしんのゲームなんか作れるわけねーじゃん」という
やる気の無さスタッフの悲痛な叫びが、ひしひしと伝わってくる駄目ゲーだったのである。
舞台は、アニメと同じくしんちゃんの住む春日部の住宅街。
外へ出て、空き地へ遊びに行ったりするのだが、
ひとたび外へ出ると、そこは戦場になっていた。
普段は友達のまさおくん、ぼーちゃん、かざまくんも
このゲームでは容赦なく襲いかかってくる。
「てめー、漫画じゃ散々こけにしやがって」と言わんばかりの鬼気迫る勢いだ。
泣き虫のまさおくんも、こっちじゃ鬼のように強いです。
俺が泣きそうです。
なんてったって、しんちゃんはのんびり屋。
動きも遅く、攻撃はでんぐり返し。
春日部に住む全幼稚園児がよってたかって襲撃してくる中で、これはあまりに無防備すぎる。
なんとか頑張って外での戦いを終え、家に帰ると
今度は、家族が敵になる。
やたら難しいミニゲームをやらされて、失敗するとワンミスという厳しさ!
なんか、いじめられっ子の気持ちを体験出来るそんなゲームだった。
懲りずに続編も出しているんだが、見た目がたいした変わってなかったし相変わらずだろうな。