シャイニングソウル2


対応機種ゲームボーイアドバンス
発売日2003/07/24
価格5980円
発売元セガ

(c)2003 SEGA
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ゲームボーイアドバンスで新しく始まった、シャイニングシリーズの新シリーズ、「シャイニングソウル」の第二作目。
ジャンルはディアブロ風のアクションRPGで、前作同様に、通信ケーブルを使った最大4人でのマルチプレイにも対応している。
続編となってどのような部分が変化し、グレードアップしたのか。

前作の不満点を概ね解消した作りで、ざっと改善点を書くと、ゲーム進行がストーリー仕立てになっていたり、シングルプレイモードではダンジョン攻略中でも中断セーブが作れるようになって、中断できるようになった、
アクション性が高くなって(と言っても、基本はRPGなのでそれほどでもないが)、キャラはキビキビと動く、職業が4つから8つに倍増、等が挙げられる。

それ以外にも、友達とのアイテム交換を促進させる要素として、モンスター図鑑のカード集めが導入されるなど、多人数で遊ぶことがより楽しくなる方向にゲームが作られている。

ストーリー仕立てになったとはいえ、ゲームを遊ぶための動機づけ程度のもので、過剰な期待は良く無い。その程度のレベルのものである。
最もこのゲームは、ストーリーがメインではなく「おまけ」であるので、それほど気になるほどのことではない。

シングルプレイモードでは中断セーブができるようになったのは嬉しい。前作では長いダンジョンを一気に攻略しなければならなかったので、携帯ゲームでありながら長時間拘束されるというのが、いまいちミスマッチだった。
ダンジョン自体も変化に富んでいて、一つのダンジョンが長丁場になることなく、後半のダンジョンでも大体30,40分でクリアできるよう配慮されているので、ダレることなく遊ぶことができる。
また、前作はクォータービューのマップでキーを斜めに入れなきゃならない場面が多くて動かしづらかったが、今作ではクォータービューではなくなったので、キャラを動かしやすくなった点も細かい部分だが良い。

キャラのアニメパターンも豊富になり、アクション性が高まったことで、操作していて気持ち良い良い。攻撃ミス連発という前作の不満点もなくなり、サクサクと敵をなぎ倒して行ける。

ただ、ゲームバランスが実にセガらしい作りになり、全体的に渋い調整が気になった。
敵がアイテムをあまり落とさなくなって、それに加えて、お金も貯まりづらくなり、終始飢餓感を味わった状態でゲームを進めなければならないのは、ちょっとディアブロ風のゲームとは合わない感じがした。

とはいえ、全体としてはよく作り込まれているし、グラフィックもかなり綺麗。続編として、しっかりとパワーアップしていて、安心して楽しめるものとなっている。

3では、傑作ともてはやされるかもね。





[2018/10/10]
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