ワリオワールド


対応機種ゲームキューブ
発売日2004/05/27
価格5800円
発売元任天堂

(c)2003 Nintendo
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お宝大好き、天下のワリオ様が、ゲームキューブにやって来た!!
マリオとは一味違った、パワフルアクションを、豪快にお届け!!
なお、制作は、「ガンスターヒーローズ」をはじめ多数の傑作アクションを生み出してきたトレジャーによるもの。

ゲームのジャンルとしては、簡単に言うと、サイドビューの3Dアクション。横スクロールを意識したカメラ視点で、奥行きがあるタイプ。
ステージは、ただゴール地点へ向かえばよいのではなくて、ステージ上のどこかにある赤い宝石を探し出し、一定数集める必要がある。
その他、奪われたお宝を集めたり、ワリオの黄金像の欠片を集めたり、ネッコロと呼ばれる妖精を救出すると言った目標(収集要素)が多数ある。

8ステージ+ボスステージと、ステージ数は少なめではあるのだが、1面1面はボリュームがあり、凝ったギミックなどもたくさんあるので、決してボリューム不足に感じることはないだろう。

ゲームとしての難易度は、コインを消費してその場復活のコンティニューが出来ることもあって、かなり低め。コンティニューに必要なコインも普通にやっていたらザクザク溜まっているので、緊張感もない。
ただし、その場復活のコンティニューがなかったら、ストイックに感じるバランスになっていて、中々やりごたえがある。
任天堂の低年齢層向けタイトルということで、このような仕様にしたのだと思う。

ステージ構成は、なかなか良く出来ていて、さすが、トレジャーの十八番ジャンルということもあって、外さない。
操作も簡単で、単純操作で豪快なアクションを決めることが出来、手軽に爽快感がえられる作りになっていて、非常に面白い。

マリオが3Dになって2Dアクションからの変化を求められたのに対し、こちらの作品は、2Dを基本とした3Dアクションなので、王道を外さない仕上がりで、中々の安定感がある。
しかし、3D空間を立体的に活かした仕掛けや謎掛けなども用意されており、決して3Dを否定した作りにはなっていないのが素晴らしい。

ゲームキューブだけあって、ディスクアクセスも極めて軽快で、待たされる部分がない。

やや作り込みが甘い箇所がなくもないが、わざわざ重箱の隅をつつく必要もないだろう。

マリオとは別方向に進化した3Dアクション。





[2019/11/18]
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