ウェーブレース ブルーストーム


対応機種ゲームキューブ
発売日2001/09/14
価格6800円
発売元任天堂

(c)1996-2001 Nintendo / Nintendo Software Technology
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ニンテンドウ64で開発され、そのマシンパワーとともにゲーム性も一流であることを証明した「ウエーブレース64」の続編。
水の表現はさらに緻密に、よりリアリティあふれる表現となり、大幅にパワーアップして今度はゲームキューブで送る本体同時発売されたもののうちの一本!!

プラットフォームを変えてのリリースとなるのだが、ゲームキューブの売りとなっている水の表現が凄い。前作の64でも極まっていた感があったが、あれが作り物に見えてしまうほど。
そのほかグラフィックで言えば普通のポリゴンなんかも、ハード初期といっても、グラフィックのクオリティは中々のもので、非常に出来が良い。

水の表現の中でも、とりわけ波の発生なんかが実に自然で、ものすごいリアル。PS2ではこうはいかなかったろう。
ロンチタイトルの目玉であった「ルイージマンション」と比べると、こちらの方はゲームキューブのマシンパワーをありありと見せつけてくれている。

ただ、ゲームとしては、地味なレースゲームといった感はいささか拭えない。
天候によって波の発生の仕方が変わったり、波の高さが変わったりして、コース数は少ないものの、1コースでも、天候ごとにまるで違ったバリエーションを見せる。
それは面白いんだけど、天候のシステムは単純に難易度の増加になっていて、天候で同じコースでも内容がガラリと変わると言っても、ストームとそれ以外では劇的な違いがなかったりと、凄いところがすごく見えないのが実に残念。

難易度は、前作の64版より、かなり上がっていて、完全攻略には骨が折れる程度のものがあった。

前作と同様に、「チャンピオンシップ」「タイムアタック」「スコアアタック」そして最大4人で遊べる「対戦モード」が追加されて、相変わらずの遊べる作りになっている。

続編となって、少々マニアックな路線に傾倒した感があり、遊べる人が限られる作りになってしまったのは残念。
ただ、それを補って、水の表現の自然さは、ちょっとした見どころとなっているのが本作の特徴的なところである。技術の進歩って凄いと純粋に感動できるところであった。
これこそ本体同時発売にぴったりの作品と言える。

万人向けとは言えないが、この水回りのグラフィックは一度体験して欲しい。





[2020/01/03]
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