ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション


対応機種ニンテンドーDS(DSi Ware)
発売日2011/09/28
価格0円
発売元任天堂

(c)2002-2011 Nintendo / GREZZO
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以前ゲームボーイアドバンスで発売されていた「ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣」のマルチプレイ(2〜4人)専用モードだった4つの剣を新ステージを追加して、
さらに1人でも遊べるよう改良を施して移植したものだ。

価格はなんと、無料!!ただし、2012年2月いっぱいまでの期間限定配信となっている。
この太っ腹さは任天堂ならではである。DSiウェアで配信しているが、DSiウェアのゲームは3DSでも走る(動く)ので、ニンテンドー3DS本体の普及を目的としたプロモーション活動が狙いと見える。

元となったゲームが出た頃は、多人数協力プレイのゲーム性は珍しかったものの、人数分の本体とソフトを揃える大変さが受け入れられなかった。しかも無線通信に対応してなかった時代のゲームなので、いちいち対戦ケーブルを繋げて遊ばなければならなかった。不便な時代である。
しかし、PSP「モンスターハンターポータブル」のヒットにより、現在は本体とソフトを持ち寄って協力プレイする遊び方がすっかり定着してしまっている。モンハンとは恐ろしいゲームである。
もちろん、1人でも遊べるゲームと、4つの剣のように2人以上集まって初めて遊べるゲームを同列に語るのは筋違いでもあるのだが。

協力してダンジョンを攻略していくゲームだが、クリアー時に所持ルピー(お金)の多い順番に順位付けがされる競争の要素も同時に盛り込んでいる。1位を取るとメダルを手に入れることができる。
今回は1人でも遊べるよう作られているが、多人数プレイが前提として企画されたゲームなのもあり、正直1人プレイの淡白さは否めない。

ゲームボーイアドバンスで発売された当時としては、斬新なゲームであったものの、この手のゲームが1ジャンルとして確立した現在となっては、ステージ数の少なさがネックとなり飽きやすく物足りなさが目立っている。
DS版では、過去作をモチーフにした全3ステージが追加され、ダウンロードゲームとしてはかなりのボリュームとなっているが、そのかわり協力プレイでは外せない要素であるボス戦がないのが惜しいといえる。

ネット通信にも対応しておらず、遊ぶためには人数分の本体とソフトが必要となる。ゲーム機本体を普及させる意図をもったゲームなので、この対応は当然だろう。

もともとパッケージで売り出していたゲームに追加ステージを付けているため、クオリティもボリュームもダウンロードタイトルとしては申し分ないものとなっている。この水準のゲームを無料で出すとは素晴らしい(それだけ3DS普及に力を入れているのだろう)。

3DS「ゼルダの伝説 時のオカリナ3D」に引き続き、今回もグレッゾが製作している。携帯ゲーム向けのゼルダは今後この会社が開発しそうな勢いである。そこで結論。

ゼルダファンはとりあえず落としておくべし(無料だし期間限定だし)





[2011/09/30]
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