掲載雑誌 | 月刊少年ガンガン |
巻数 | 全7巻 |
作者 | 浅野りん |
発売元 | エニックス |
よーするに、学園コメディ。
学園コメディに結果的に落ち着いたっちゅう印象もあるが、多分最初は神獣を使ってバトルとかも考えてたんではないかと思う。
ちなみに、ラブ要素も無くは無いが、ほとんどあって無いほどのモンである。
自分なんか読んでいて、何回も「らんま1/2」を思い出したモンだが、どーだろうか?
つまらなくはないが、特別面白くもない。気になった点と言えば、作者の画力、というかデザイン力の乏しさ。
レギュラーキャラなのに、あまりにフツー過ぎる格好はどうか?主人公なんか特になにか決定的に印象づける強烈なモノがいると思うのだが…。
異世界の人との違いを出そうっていう腹もあるだろうが、あまり出てこないんだから、全員シアンぐらい派手で良い。
それでも、画力が全てというぐらいのガンガンの世界で、4年間、全7巻まで良く続けられたものである。
しかも幕切れも唐突でなく、それなりに余裕を持って描いている(強引な節も多少は感じたがギャグ漫画だししゃーないところはある)。
デザインの弱さをストーリーで補うことも出来ていない、かといって、これといった独創性も無い。だからこそあまりレベルの高くないガンガンという雑誌で続けられたとも言える。
開始初期(1〜3巻程度)の勢いに乗るまでの間は、心配になるほどの漫画だったが、それなりの位置にはおさまって来たのでとりあえず安心はした。
ギリギリ及第点の漫画だけど、もうちょっと何か欲しいぞ。凡作。